2013年5月5日日曜日

ミニトマトの基礎知識

先月末に蒔いたミニトマトの芽が出ましたー!
ミニトマトは好きで毎年育てています。

これから栽培記録を書こうと思ってるんですが、その前に性質とかについてまとめておきたいと思います。
(日記が途絶えたら、「枯れたな……」と思ってください。)


●ミニトマト


基本情報

ナス科ナス属
アンデス山脈高原地帯原産(日当たりがよく、高温・乾燥の土地)
一年生(原産地では多年生ですが、日本では越冬できません)
弱アルカリ性を好むので、土に苦土石灰等を混ぜます。
連作障害あり(ナス科)

……と言われていますが、普通の培養土でいけます。
いろんな植物の使用済みの土を混ぜて再利用する感じでやっていますけど、これって連作障害かなーというものにはまだなっていません。


種まき・植え付け

定植時期は4月下旬〜5月上旬。ミニトマトの最初の花が咲いたころに植え付けます。   →この時期に定植するためには、3月上旬くらいには種を蒔くようにします。

発芽適温、生育適温は25℃〜30℃。
夜間も含め、最低気温が10℃を下回らないよう、日当たりの良い室内などで管理します。
夏前に葉っぱが黒くなって枯れてしまうのは、低温によることが多い印象です。

自立しないので、植え付けの際に2mくらいの支柱を立て、成長に合わせて誘引します。
高さがとれれば、ハンギングにして垂らすのもありかもしれません。

鉢やプランターで育てる場合、深さ30cm、直径30cm、土の量として10lは確保できるようにします。
たとえば、深さ30cm、幅65cmのプランターなら2株。
収穫量は土の量に比例すると言われており、鉢を小さくすると収穫量は少なくなります。
どうしても小さい鉢で育てたい、という場合は矮性品種の「レジナ」なんかがおすすめ(ただレジナはもともと観賞用の品種なので、味は期待しないほうがいいそうです)。


肥料

実を食用にする果菜なので、肥料はリン酸を多めにします。
窒素分が多いと、葉ばかり育ってしまったり、花がついてもぽろっと落ちてしまったりします。
花が咲いた〜と浮かれている時にぽろっと落ちると、ショックが大きいです……。


水やり

トマトは水は少なめでOKと言われますが、鉢植えの場合水切れは死に直結するので、ちゃんと水をあげるようにします。
地植えの場合は少なめで大丈夫です。


その他の手入れ

脇芽を摘み、基本的には1本仕立てで育てます。

脇芽とは、枝のつけ根から出てくる芽のことです。
ふつうの葉っぱとは別物で、伸びてくると花を咲かせます。
主枝が折れたり枯れたりした場合に、脇芽を伸ばして復活させることもできます。

脇芽を1本残して、2本仕立てにすることもできます。
その場合、主枝とは別に支柱を立てて誘引します。
2本残せば3本仕立てになりますが、たくさん育てるためには土もたくさん必要になります。

ジャングル状態だと病気になったときに広がりやすく、害虫も見つけにくいので、最初のうちは1本仕立てがいいんじゃないかなあと、初心者としては思います。

とった脇芽は土に挿しておくと根付き、新しい株として育てることができます。
つまり、1株のミニトマトからほぼ無限増殖できるのです。
でも全部挿していると収拾がつかなくなるので、時には捨てる勇気も必要です。


病害虫

今のところ出会ってきたのは、テントウムシダマシとハモグリバエ(エカキムシ)、ハダニ。

病害虫ではありませんが、植え付けたばかりの頃に低温によって葉が黒くなることがよくあります。
また、成長していくに従って下の方の古い葉が落ちていくのは自然なことです(病気の場合は別です)。

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