2013年5月20日月曜日

園芸を始めようと思ったきっかけ

昔の園芸ノートを見ていたら、植物を育てようと思うきっかけとなった、小説の引用を見つけました。

これを書いた時点ですでに園芸ノートを作っているので、まったく家に植物がない状態ではありませんでしたが、「園芸をきちんと趣味にしてみようかな」と思うきっかけのひとつにはなりました。

以下、吉本ばなな(現よしもとばなな)「キッチン」 からの引用です。

本当にひとり立ちしたい人は、なにかを育てるといいのよね。
子供とかさ、鉢植えとかね。
そうすると、自分の限界がわかるのよ。
そこからがはじまりなのよ。

小説に出てくる男の子の元お父さんで現お母さんの、えり子さんという人の言葉です。
小説の筋はほとんど覚えていませんが、この人はキャラが濃くて覚えています。
よしもとばななの本はそれほどたくさん読んだわけではありませんけど、植物と共存している人が多く出てきますね。
このえり子さんの台詞も、鉢植えに水をあげながらのものだったと思います。


小説の一節をノートに書き写すなんて、ちょっと自己陶酔的だなあと今は思いますけど、当時ちょっといろいろと辛い時期で、この一節が妙に心に残ったんです。

今の私にとって園芸をやるのは「自分の限界を知る」ためというより、生命の営みの尊さが感じられるからと言ったほうが近い気がします。
……なんかかっこつけすぎですね。
あとは理科の実験的楽しさ、花を咲かせたり収穫したりする時の達成感がやみつきになるっていうのもあります。


ガーデニングが趣味です(ガーデンでは育てていないので、実際にはベランディングですが)、植物が好きですって言うと、人畜無害な、のほほんとした印象を持たれることが多い気がしますが、実際植物を育てていると色々と取捨選択を迫られる場面もあるわけで、のほほんとしてばっかりもいられません。
なので、そういう辛さというか厳しさが作品に描かれていると嬉しくなります。

こういう辛さ・厳しさを味わうのも、えり子さんの言う「自分の限界がわかる」っていうことなんでしょうか。


園芸ものの本についても、思い出してみるといくつかありそうな気がしますし、これからも探したいので、整理を兼ねて感想文みたいなものを書いてみようかなと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿