2013年5月15日水曜日

マングローブにごめんなさい

育てようとしたけど育てられなかった植物のひとつ、マングローブ。

あの不思議な根っこが好きで育ててみたいと思い、沖縄に行った時に苗を買ってきたんです。
が、芽が育つことすらなく枯れましたorz

その敗因を考えてみることで、供養とさせてもらいたいと思います。


そもそもマングローブというのは特定の植物の名前ではなくて、ああいう森のこと、あるいは森を構成する様々な植物のことなのだそうです。
植物の種類としてはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギといったヒルギ科のものが多いらしい。
オヒルギ、メヒルギは同じ植物の雄株・雌株ということではなく、別の種類です。

買ってきた苗はこのうちのどれかは分からないのですが(育てている方のサイトで写真をみるとヤエヤマヒルギかな?とは思います)、30cmくらいで双葉が出ていました。
3本入って、たしか数百円。空港のお土産物屋さんで買いました。

30cmくらいの苗、だと思っていたのですが、実はこの大部分は種で、20cmくらいの種にちょこんと芽が出た状態だったらしいのです。
木についたまま発芽し、苗の状態まで育ってからストンと地面に落ちてそこで根を張ったり、ぷかぷか水に浮いて適当なところに移動して根を張ったりして育つのだとか。


南国の植物なので普通に世話をするだけではダメだろうと思い、育てている方のサイトを拝見したりして工夫してみました。
「ヒルギ 育て方」で検索してすぐ出てくるサイトですし、そのまま引用するのは避けますが、書いてある通りに世話をしてみても育たないんです。
育たないどころかしわしわになって枯れていくんです……。

参考にしたのは実際にヒルギを育てている方のアドバイスなので、これで育たないとすれば何か他にダメなことがあったと思うんですよね。

思い当たるのは、

気温が低すぎた

一応室内ではベストポジションを用意したんですが、それでも気温が低かったかなと思います。
温室とか、ヒーターがないと育てられないのかもしれません。

お湯をあげた

気温が低くヒーターも置けないので、特に寒い日はぬるま湯をあげていました。
そんなに熱いお湯ではなかったので、温度というよりは、温かい→冷める→温かいという温度差の繰り返しがダメージだったのかもしれません。

根っこのスポンジを取らなかった

これが一番大きい気がしています。
スポンジに根っこを張っていたんですが、根っこはあまりいじらないほうがいいらしいですし、育つにつれて溶けたりするハイテク素材なのかなとも思ってそのまま植えちゃいました。

ですが、観葉植物の育て方を見てみると「根っこのスポンジは取る」とばっちり書いてあるではないですか。
確かにカイワレダイコンのスポンジが溶けるわけない……。
実際、枯れてから引き抜いてみても、根っこはスポンジから伸びていませんでした。


という感じです。

育て方云々以前に、小さな鉢ではあのタコみたいな不思議な根っこが出るほど育てられるわけがないんですよね。

沖縄は観光目的で行ったわけではなくあんまり時間もなかったのですが、私の家の周りとは植生が明らかに違っていて、街路樹や花壇を見ているだけでも楽しかったです。
次に行く機会があったら植物園にも行ってみたいです。


自然のマングローブは、日本では沖縄や奄美諸島にしかありませんが、なんと南伊豆に人工のマングローブが作られているらしいです。
南伊豆ってあたたかいんですね。

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