2013年5月31日金曜日

植物の近況(2013年5月)

今育てている植物の近況をばばっとまとめてみます。
月末でちょうどいいなと思ったのですが、「月末にまとめる」のをルールにするとさっそく次の月からすっぽかしそうなので、気が向いた時にまとめることにします。

まず草から。
思い出した順です。

●バジル @3.5号鉢

2枚目の本葉が出てきたところ。
まだ草丈2〜3cmくらいなんですが、こんなに小さいのにもうバジルの香りがします。
まだポット上げはしていません。
というか、しばらくはこの鉢のまま育てて適当なころに株分けすればいいかという気になってきました。


●シソ @7号くらいの鉢

ヨトウムシ(仮)にいくつか食べられましたが、こぼれ種からどんどん発芽してきています。
やっと本葉が出た、というところ。


●おじぎ草 @5号鉢

本葉が出てきました。
もうおじぎをします。
適当にバラバラと種を蒔いたせいで混み合っているところとそうじゃないところがあるので、混み合っているところはそろそろ間引きをしなきゃなーと思っています。


●ミニトマト @卵のパック

2枚目の本葉が出たところです。
ですがまだ卵のパックに植えているせいか、紫になったまま成長が止まってきてしまいました。
この土日でポット上げしようと思います。


●ナスタチウム @黒い3号(たぶん)ポット

2枚目の本葉が出たところですが、ポットの中で葉っぱが黄色くなってきてしまいました。
土とか養分が足りてないのかなと思うので、これもポット上げしようと思っています。


●朝顔(ヘブンリーブルー) @黒い3号(たぶん)ポット

2枚目の本葉が出たところ。
これもナスタチウム同様、ちょっと黄色くなって成長もゆるやかになってきた気がします。


●ミント

いくつかの鉢にミントもあります。
種から育てているのはペパーミントですが、挿し芽としてもらってきたやつもあって、もはや種類がわかりません。
全体的に根詰まり状態なのでなんとかしようと思います。


●ワイルドストロベリー @5号鉢

苗を買ってきてから2年目。今年も元気にランナーを伸ばしています。
花を咲かせる気配なし。


●ステビア @7号くらいの浅めの鉢

地上部が枯れちゃったのを切り戻したら復活したステビア。
買ってきて2年目ですが、去年買った直後にも湿気が多かったのかやっぱり枯れてしまって、それも切り戻しで復活させました。強し。
直径10cmくらいのこんもりした株になっています。
余ってた鉢に植えたので、これがちょうどいいサイズかは分かりません。
できればもうちょっと小さくしたいところ(実際もう少し小さめで大丈夫な気がします。でも草丈が高くなるので、深さは必要かなーと思います)。

ハーブティーに入れたらいい感じに甘くなるんじゃないかと思って買ったのですが、私あんまりハーブティー飲まないんでした。
そのせいでもっぱら観賞用になってしまい、なんか申し訳ないので今年はきちんと活用しようと思います。


つづいて木です。

●庭藤 @5号鉢

赤い方が満開になり、白い方も咲き始めました。
鉢の下に1cmくらいの小さいムカデみたいな虫がいることがあるので、スリットから中に入っている可能性がないとも言えません。
頻繁に場所を変えるようにはしていますが、植え替えの時に何か対策をしなければと思っています。


●ミニバラ @5号鉢

ボーリング状態になっていたミニバラは、雨の日には軒下に入れるようにしているせいか、まだ咲くには至っていませんが、「咲いてあげてもいいのよ……?」という感じに花がほころび始めてきました。

ですが一番大きいつぼみは、花の中に二つつむじがある状態。
「ダブルセンター」というもののようで、よくあることだそうです。
病気ではないっぽいので、あんまり気にせず観察を続けていこうと思います。
バラ愛好家からはあんまり好まれないみたいですが、病気じゃないのにいろんな咲き方をするのは面白いなーとも思います。

また、色も去年苗を買ってきた時より濃いです。
去年の秋と同じくらい(一般的に、秋の方が色が濃くなるらしいです)。


●万両 @5号鉢

実は万両もあります。品種名は分かりませんが、赤い実が生るオーソドックスなやつ。
これは3年目くらい。
肥料や水をやり忘れることもありますが、それなりに順調に育っています。
その丈夫さ故に、他の植物に私の関心を取られている気がしないこともないので、もうちょっと気にかけてあげなくては。


●ブドウ

去年の秋に種を蒔いて、2枚目の本葉が出てきたところ。
春まで鉢を室内に置いていたせいか、徒長ぎみな気がします。
今のところは自立していますが、いつ支柱を立てたり誘引したりすればいいのか謎。
でもその前に鉢上げしなくては。


●ラズベリー @5号鉢

買ってきてから今年で2年目。
肥料をあげるのが遅かった気がしますが小さい花をいくつも咲かせてくれて、今緑の実が大きくなってきています。


●ブラックベリー @5号鉢

ラズベリーと同時に買ったのでこれも2年目。
1本メインの枝がしょろんと伸びていて、どこかに誘引しないといけないらしいのですが、まだベランダによりかからせている状態です。
今つぼみをつけています。


ベランダにごちゃごちゃと鉢を置いている状態ですが、こうして書きだしてみるとけっこうありますね。というか節操なし……。

何も考えずにラベルをつけまくっていたら「ラベルの文字数多すぎ、200文字以内にして(たぶん半角換算)」と言われました。
次回からは近況まとめは2つにわけないといけないかもしれませんね。

2013年5月29日水曜日

ノイチゴ、キイチゴ、ヘビイチゴ、とか

母と話していたらヘビイチゴとクサイチゴを混同しているみたいで、私はそのへんわかってるからねと思っていましたが、改めて整理してみると○○イチゴというのは意外にややこしいことがわかりました。人のこと言えません。


●イチゴ

一般的に食べられているのは「オランダイチゴ」というバラ科の多年草。
生物の授業では栄養生殖(種でなく親株の根・茎・葉など栄養器官から分かれて子株ができる)を行う生物の代表例として習うように、種を作る他、ランナーと呼ばれる茎を伸ばし、その先で根を張ることで殖えます。
ストロベリーポットという、ポケットのついた縦長の鉢にイチゴを植えるのは、ランナーをポケットに誘引するためです。
白い花が咲きます。


●ノイチゴ

辞書を引くと「バラ科の草本のうち、山野に生え、イチゴ状の果実をつけるものの総称」って載っているんですが、実際には木本であるキイチゴも含めて使われることが多い呼び方みたいです。


●ワイルドストロベリー

私は「ノイチゴ」ってワイルドストロベリーの和名かと思っていましたが、こっちはエゾヘビイチゴ。
といってもヘビイチゴはバラ科キジムシロ属(またはヘビイチゴ属)、エゾヘビイチゴはバラ科オランダイチゴ属らしいので、ヘビイチゴというよりはイチゴの仲間ですね。

何年か前、ワイルドストロベリーを育てて実が生ると幸せになれるとか、恋人ができるとか言われていましたが、私のワイルドストロベリーはランナーを伸ばしまくるだけで花を咲かせようとしません。
なんでですかね。リン酸が足りないのかな。
これも「西の魔女が死んだ」という本に出てきて、ワイルドストロベリーを使ってジャムを煮るのを私もやってみたいと思って育てているのですが、何せ実が生らないので実現していません。
もはや実が生ること自体が幸せって感じもしなくもないです。

ワイルドストロベリーも白い花が咲きます。


●キイチゴ

バラ科キイチゴ属の植物の総称で、オランダイチゴが草なのに対し、キイチゴは木、低木に生ります。
キイチゴ属にはラズベリー(フランボワーズ)やブラックベリーが含まれます。


クサイチゴ

件のクサイチゴは、「草」とついてはいますがキイチゴの仲間で、食べられます。
草丈(?)が低いためにクサイチゴと呼ばれるみたいです。
ラズベリーに似た赤いつぶつぶした実が生ります。草むらなんかに生っているのを見つけると、ちょっとお得感があります(周辺が犬のお手洗いになっている可能性を考えると、食べてみる勇気は出ませんが)。
これも白い花が咲きます。


●ヘビイチゴ

上記の通り、バラ科キジムシロ属(またはヘビイチゴ属)の植物。
クサイチゴと違って、これは草本で、食べることはできません。毒はないそうですが、少なくとも美味しくはないと思います。でもローションを作るのに使えるとか何とか。
これは黄色い花が咲きます。


ヘビイチゴという植物を私に教えてくれたのは母なのに、とちょっと切なくなりましたが、「ある時期興味を持っていることにはその時期限定ですごく詳しくなるけど、その時期をすぎると忘れる」というのは私にもあるので、親子だなあ……という感じです。
あの時期は雑草が母のマイブームだったのかもしれません。

2013年5月27日月曜日

ニワフジに関するジレンマ

私のかわいい紅白の庭藤が咲き始めました!

藤といってもいわゆる垂れ下がって咲く藤ではなく、
藤といっても蔓を伸ばして育つわけでなく、
藤といっても藤色というより赤紫に咲く藤なんです(赤の方)。
藤とは種類が違うみたいです。

盆栽に使われることの多い植物みたいで、私も盆栽用の苗を売っているお店で買いました。
赤っぽい色が綺麗で買ったんですけど、今にして思うと萩とイメージが重なってたかなという感じがしなくもありません。いや、かわいいのには変わりがないんですけど。


この苗、買ってきた時はちょっと粘土っぽい土に植えられていたんです。
でも移植が苦手なことで(私の中で)有名なマメ科だし、買ったのが夏で休眠期はまだまだ先だし、と思ってそのまま鉢に植えちゃったんですよね。

ですが最近「粘土っぽい土は一度乾くとギュッと堅くなって根を伸ばしにくくなるから、根を洗ってから植えるといい」という話を耳にしまして、ちょっとドキドキしているんです。
(これは1mくらいある果樹を買った時の話らしいので、粘土っぽい土に植えられた苗を買ったら絶対こうするべきっていうわけじゃないのかもしれません)

言われてみると土はあんまり水を通さないし、堅くて植物が辛そうに見えなくもない。
でも相手はマメ科ですよ。
土を換えたほうがいいのかなとも思うけど、根っこを洗ってダメにしてしまったらと思うと手を出せません。

しかし藤の育て方について検索してみると、粘土っぽい重い土の方が藤は好き、って書いてあるサイトが出てくるんですよね。
これを庭藤に適用していいのかわかりませんけど。
となるとこの堅い土が合ってるのかなあとも思える。

いずれにせよ今は開花期で植え替えはしないほうがいいと思うので、鉢増しをする必要が出てくるまでは保留にしようかと考えています。
それまでに情報収集せねば。

一番いいのは苗を買ったお店に聞いてみることですかね。
遠方なんですけど連絡してみようかなあ。


藤といえば、藤棚の藤も好きなんですけど、山で木にからまって咲く藤も野生味があってかっこいいと思います。
あ、でも盆栽の藤も素敵だな(盆栽って根っこいじりの極みって感じがするんですが、マメ科の盆栽ってそういう観点から考えるとすごいですね。というよりも、私が思ってるほどマメ科の根っこって弱くないのかもしれませんね)。

「山藤」って、山に生えてる藤のことを言うんだと思っていたら、そういう種類があるそうで、人の手で育てられている藤とは違うんですね。

しかも普通の藤と山藤では蔓の巻き方が逆という噂。
蔓は臨機応変に伸ばして巻いているんだと思っていたので、向きが決まっているとは意外でした。
たしかに、少なくとも同じ種の中では巻き方を統一しておかないと、絡まった時に共倒れになりそうです。

2013年5月26日日曜日

ミニトマトの茎が紫に

本葉がだいぶ大きくなってきたミニトマト、茎と葉っぱが紫っぽく、どす黒くなってきてしまいました。

低温とか肥料不足のときにこうなり、もっとひどくなると葉っぱがぽろぽろ取れてきてしまいます(具体的には、リン酸が足りない時にこうなるらしいです)。

今回は肥料不足ですね。
低温ではないと思いますし、何といっても肥料をまだあげていないので。
卵のパックに種を蒔いて芽が出て3週間、元肥入りの土を入れたとはいえ、そりゃあ養分もなくなるだろう、というかそもそも土が足りてないだろう、という感じです。
根っこが伸び放題で見るからに窮屈そうですもん。
早いところポットに上げてあげなくては。すまぬミニトマト。

根っこがどう伸びているか分かるのは、卵パックを使う楽しさのひとつかなあとも思います。と言ってもパックで育てられるのは最初のうちだけですけどね。

平鉢なんかに種を蒔いてポット上げする時はどれくらいの土と一緒にポットに移せばいいのか迷ってしまいますが、卵のパックだとプラグトレーみたいで分かりやすく、少ししか育てない人には本当に便利だと思います。


根っこの張り方が見えるというと、透明なゼリーの中でアリを飼って、巣を作る様子が見られるというのがありますが、あれの植物バージョンがもしあったら面白そうだなあと思います。やろうと思うとハイドロカルチャーとか水耕栽培になっちゃうんですかね。

そういえば朝井まかてさんの「花競べ」という時代小説に寒天に植物を植えるという話がありました。
そのへんの考証はかなり凝った小説っぽい感じがしたので、寒天で育てるのもできなくはないのかもしれません。
いろいろ工夫する必要があるとは思いますが、いつかやってみたい気もします。


ポット上げや小さい鉢の世話は、新聞紙なんかを敷けば夜に部屋の中でもできるのが好きです。
テレビ見ながらちまちま苗をいじるのは非常に楽しい。
……地味ですね、我ながら。

部屋の中で土いじりをしているとちょっとナウシカ気分ですが、あのナウシカの地下室って、水はともかく光はどうやって確保してるのか気になります。あんまり明るそうに見えなかった気がします。
腐海の植物はあんまり明るくなくても大丈夫なんでしょうか。
あの部屋でナスタチウムなんて育てようものなら、きっと徒長路線まっしぐらですね。

2013年5月23日木曜日

初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識 番外編・種の保管について

種まきシーズンが終わると、「また種を余らせた……」ということに気付きます。
翌年に持ち越すことになるのですが、そこで気になるのが種の保管方法について。

私は残した種は袋のまま、開け口をテープで密閉し(きちんと閉めるためには切り口は出きるだけ平らに。はさみで開けるようにしています)、箱の中に入れて、涼しくてあまり気温の変化のなさそうなところに置いています。
今のところ発芽率の変化は、きちんと数えているわけではないので体感ですが、2年目まではあんまり気になりません。3年目のバジルの発芽率がちょっと落ちたかな、という感じ。

一応種にとって良さそうな方法を考えた結果ですが、初心者の素人ですからこれが最良の方法ではないと思います。
というわけで、種の保管方法についていろいろ調べつつ考えてみたいと思います。

前提として、種は新しいほうがよく、古くなるほど発芽しにくくなります。
ですが種の寿命は植物によってそれぞれで、1〜2年でダメになってしまうものもあれば、かなり長期間保存できるものもあるそうです。
大賀ハスなんて縄文時代の種から発芽したらしいですもんね。

種の保管について考えるといいんじゃないかなと思うのは、「発芽の条件」と「自然界での状態」。

種まき編に書きましたが、発芽の条件は
  • 酸素
  • 温度
  • 光(ものによる)
です。
なので、これを反面教師にして逆のことをすれば発芽が防げるんじゃないかと。つまり、
  • 乾燥させる
  • 密閉する
  • 低温に保つ
  • 暗いところで保管する
私の「袋のまま密閉して冷暗所で放置」作戦はなかなかいい線いってるんじゃないでしょうか。

乾燥については、シリカゲル(青と透明のつぶつぶ)や生石灰(海苔とかおせんべいとかに入ってる白い袋)といった乾燥剤を使うといいみたいです。
(生石灰といえば、土に混ぜる石灰の代わりに使えるという噂を聞いて気になっています。ただ、生石灰はそのまま水を含むと発熱するので扱いには注意が必要です。)

あんまり水分抜きすぎると良くない気がするんですが、どうなんでしょう。
乾燥剤くらいだと心配するほど水分抜けないってことですかね。


「低温に保つ」ということで、冷蔵庫・冷凍庫に入れると良いとも言われているみたいです。
ですが、家庭用の冷蔵庫に入れて急激に冷えるときの温度差や、扉を開けたり閉めたりするときの温度の上下が種にとってどれくらいのダメージになるかはちょっと分かりません。
特に冷凍庫に入れる場合は、種の中の水分が凍ると体積が増えて種が割れてしまったりする可能性があるので気をつけたほうがいいと思います。

また、休眠打破のために、一定期間低温にさらされること(人為的にやると「低温処理」)が必要になる植物もあります。


あと「自然界での状態」というのは、主に自家採種した場合についてです。
自然では種が土に落ちた後、土の中で温度・湿度等の条件がそろうまで待っていることが多いと思うんです。
だから種を採ったらそのまま蒔いてしまって、水をあげながら春まで待つのもありかなと。ちょっと気が長い話ですが。

うちでは秋にいただきものの巨峰様の種を蒔いたところ、ちゃんと春に発芽してくれました。ちなみに秋のうちに発芽したのもありましたが、冬に枯れてしまいました……。
でも40粒くらい蒔いて、今本葉が出るところまで育っているのは10本くらいなので、もっと効率良くする方法があるかもしれませんし、この方法だとこれくらいがせいぜいかもしれません(そもそも私の管理が適当だったという可能性も)。植物が作った種が全部発芽してすくすく育つって自然にはあり得ませんから。

種苗メーカー製の種って、発芽率を上げる工夫がされていると思うんですが、具体的にどんな処理なのかちょっと気になります。


ブログを始めてから少なくとも1か月は、知識の整理も兼ねて毎日更新することを目標にしてきました。そして4月24日から1か月、今日までなんとか続けることができました。

ブログ2か月目に突入です。
が、これから少し忙しくなるのと、知識の整理は一段落ついたかなという感じがするので(また思いついたら書きますけど)、毎日更新するのはひとまずお休みにして、これからはマイペースに書いていこうかなと思います。

私しか見ていないようなブログですが、これからもどうぞよろしくお願いします。

2013年5月22日水曜日

ミニバラのつぼみが開かない(ボーリング?)

最近いろんな所でバラが咲いていて、眼にも嬉しいし香りも素敵で幸せです。

……なのに私のミニバラは咲いてくれません。

去年の春買ったので今年で2年目。
品種名は分かりませんが、黄みがかかった淡いピンクのミニバラで、超かわいいのです。

バラの育て方を調べつつ教わりつつ世話をしたところ、沢山つぼみをつけてくれました。
そのうちのいくつかが膨らんできて、もうすぐ咲くかなーってところで止まっているんです。
実は去年の秋もそうでした。
シーズンの最初のころについたつぼみは咲かないまま枯れてしまって、終わりかけになって小さい花がちょろっと咲きましたっていう感じ。


この「つぼみが咲かないままダメになってしまう」問題、調べてみると「ボーリング」っていうやつみたいです。

原因としては
  • 肥料が足りない
  • 肥料が多すぎ
  • 雨に当たった
  • 灰色かび病(雨が原因で発生しやすい)
  • 気温が低い
といった説があるそうな。
品種も関係していて、花びらの数が多くてゴージャスな花ほどなりやすいとか。


肥料は多いのが悪いのか少ないのが悪いのかどっちなんだって思いますが、つぼみは花びらが中にぎっしり詰まってそうな感じなので、どっちも納得できる気がします。
肥料不足ならつぼみを沢山つけたけど咲くエネルギーがなくなっちゃった、肥料過多なら花びらを作り過ぎちゃってうまく咲けない、みたいな感じですかね。いや、想像ですが。

剪定・寒肥が2月下旬とちょっと遅かったので、肥料が余計に残ってるっていうのはありそうです(本来は2月上旬くらいまでの休眠期のうちに終わらせるべきっぽい)。

雨問題については、基本的に雨ざらし、雨が降ったら「水やりしなくて大丈夫だ、ラッキー」くらいにしか思っていなかったので、ごめんなさいと言うしかありません。

病気になってる感じはないので、灰色かび病の線はないと思います。

低温は、ちょっと前までは寒かったりしましたが、ここのところ暖かかったのでクリアしてるんじゃないかなーと思います。
ですがバラ的には寒かったのかもしれませんし、いつの気温が関係しているのかもわかりません。

すぐ何とかできるのは雨ですね(こういうとき鉢植えだと気楽)。
気温はこれから上がりますし、肥料分も減っていきますから、様子を見ながら咲いてくれるよう祈りつつ、雨が降ったら軒下に入れるのを頑張ろうと思います。


こういう、世話が育ちにダイレクトに反映される植物って難しいですが、手応えもあるのでバラにはまってしまう人の気持ちが分かる気がします。

2013年5月21日火曜日

連理の枝

「連理の枝」ってご存知でしょうか。

夫婦の仲むつまじさのたとえとして、「比翼連理」という言葉がありますが、このもとになったやつです。
「比翼の鳥」は、ひとつの翼とひとつの眼を持つ二羽の鳥がくっついて、いつも一緒に飛んでいるというもの。
「連理の枝」は、別々に生えている二本の木がくっついて、一本になったもの。

「長恨歌」に出てくる言葉として有名、というより源氏物語に引用されている言葉として知られています。

長恨歌は白居易の詩で、玄宗皇帝と楊貴妃がテーマ。
玄宗が楊貴妃を愛するあまり政治が乱れ、反乱が起きて楊貴妃と離れ離れになってしまいます。
やっと見つけたと思ったらもう楊貴妃は亡くなっていて、かつて愛を誓い合ったときの言葉として「比翼の鳥」と「連理の枝」が出てきます。

そもそも楊貴妃は玄宗の息子の奥さんだったっていうんだからすごい話です。まさに傾国の美女。さぞかし美人だったんだろうなあ。

源氏物語では、光源氏の父である桐壺帝が、母である桐壺更衣(更衣なのであんまり身分が高くない)を寵愛するあまり、更衣は他の女御(身分が高い)なんかから反感を買って壮絶ないじめに遭い、早世してしまいます。
この二人のかつての様子を表す言葉として「比翼の鳥」「連理の枝」が使われているんです。

原作の方はきちんと読んでないので分かりませんが(一番最初の桐壺で挫折するパターン)、「あさきゆめみし」ではやたらと光源氏が女性を口説く際に使っていた記憶があります。


比翼の鳥はいるわけないし、連理の枝も想像上のものでしょと思ったら、こっちは本当にあるんです。

日本各地にあるみたいなんですが、私は下鴨神社と京都府立植物園で見たことがあります。
どっちも枝というか、幹がくっついた感じでした。


下鴨神社の方は、摂社の相生社にあり、「連理の賢木」と呼ばれています。
昔からずっとあって、枯れると新しいのが糺ノ森のどこかに生えてくるらしいです。ミラクル。
今の代のはそれほど太くなくて若そうでした。
何の種類かっていうのはちょっと分かりませんでしたが、賢木っていうくらいだから榊でしょうか。


京都府立植物園の方はわりと大きめで、モミとムクノキがくっついたものだそうです。
モミはマツ科モミ属で、ムクはニレ科ムクノキ属。科が違っていてもくっつくんですね。
記憶が定かではありませんが、森の中、池の近くにあった気がします。看板が出ていてかなり分かりやすかったです。


京都府立植物園は、川端康成の「古都」にも出てきます。
この作品も例によって途中で挫折しましたが、北山杉が出てきて花粉症持ちにはちょっと辛かった覚えがあります。読むだけであんなにムズムズしたのは初めてでした。


話は変わりますが、「比翼の鳥」について調べていて「アンドロギュノス」を思い出しました。
人間はかつて男と女がくっついた姿をしていたが、傲慢ゆえにゼウスを怒らせてしまい、二つにわけられた。それ以来、男と女はかつての半身を求めて恋しく思う、みたいな話だったと思います。
プラトンの「饗宴」に出てくるらしいです。聞きかじりなので詳しいことは分かりません。
アンドロギュノスも歩きにくかったりしないのかちょっと疑問ですが、比翼の鳥は息を合わせないと飛べない気がするので、たしかにこっちの方が大変そうです。仲良くないとやってられませんね。

2013年5月20日月曜日

園芸を始めようと思ったきっかけ

昔の園芸ノートを見ていたら、植物を育てようと思うきっかけとなった、小説の引用を見つけました。

これを書いた時点ですでに園芸ノートを作っているので、まったく家に植物がない状態ではありませんでしたが、「園芸をきちんと趣味にしてみようかな」と思うきっかけのひとつにはなりました。

以下、吉本ばなな(現よしもとばなな)「キッチン」 からの引用です。

本当にひとり立ちしたい人は、なにかを育てるといいのよね。
子供とかさ、鉢植えとかね。
そうすると、自分の限界がわかるのよ。
そこからがはじまりなのよ。

小説に出てくる男の子の元お父さんで現お母さんの、えり子さんという人の言葉です。
小説の筋はほとんど覚えていませんが、この人はキャラが濃くて覚えています。
よしもとばななの本はそれほどたくさん読んだわけではありませんけど、植物と共存している人が多く出てきますね。
このえり子さんの台詞も、鉢植えに水をあげながらのものだったと思います。


小説の一節をノートに書き写すなんて、ちょっと自己陶酔的だなあと今は思いますけど、当時ちょっといろいろと辛い時期で、この一節が妙に心に残ったんです。

今の私にとって園芸をやるのは「自分の限界を知る」ためというより、生命の営みの尊さが感じられるからと言ったほうが近い気がします。
……なんかかっこつけすぎですね。
あとは理科の実験的楽しさ、花を咲かせたり収穫したりする時の達成感がやみつきになるっていうのもあります。


ガーデニングが趣味です(ガーデンでは育てていないので、実際にはベランディングですが)、植物が好きですって言うと、人畜無害な、のほほんとした印象を持たれることが多い気がしますが、実際植物を育てていると色々と取捨選択を迫られる場面もあるわけで、のほほんとしてばっかりもいられません。
なので、そういう辛さというか厳しさが作品に描かれていると嬉しくなります。

こういう辛さ・厳しさを味わうのも、えり子さんの言う「自分の限界がわかる」っていうことなんでしょうか。


園芸ものの本についても、思い出してみるといくつかありそうな気がしますし、これからも探したいので、整理を兼ねて感想文みたいなものを書いてみようかなと思います。

2013年5月19日日曜日

オジギソウの基礎知識

おじぎ草もちょっと前に発芽しました!

5月3日に種を蒔いて、12日に発芽したので9日かかったことになります。
バジルがなかなか発芽しなくてやきもきしていましたが、おじぎ草のほうが長くかかっていたんですね。

小学校のプランターに植えられていて、お辞儀をさせまくった覚えがあります。
童心にかえってまた愛でようと思い、去年種を蒔いたのですがあまり大きくならないうちにダメにしてしまい、今年もリベンジしています。

というわけで、おじぎ草についてもまとめておきます。
発芽してからまとめるのは、はりきってまとめてから芽が出なかった時にテンションが下がるからです。


●オジギソウ

(眠り草)

基本情報

マメ科ネムノキ亜科オジギソウ属
ブラジル原産(高温で乾燥した土地)
一年草(本来は多年草だが日本では越冬できない)
草丈は20〜30cmくらい
学名はMimosa pudica。一般的にミモザというと黄色い花が咲くミモザアカシアですが、本来はオジギソウ属のことを指すみたいです。


種まき・植え付け

発芽適温が25℃前後と高いので、5月に入ってから蒔くようにします。
種の皮が固いせいかあんまり発芽率が高くないような気もします。

草丈はそれほど高くないのですが、横に広がります。
その分根を張るみたいで、小さな鉢は苦手っぽいです。
5号鉢くらいはあったほうがいいと思います。

マメ科は移植を嫌うので根を痛めないように気をつけます。
ポットで苗を育てるより、直まきのほうがいいようです。
間引く時も、引き抜くのではなく地上部をちょきんと切り取るほうがいいかもしれません。
トゲがあるので、植える際は注意してください。


肥料

あんまりあげなくて大丈夫です。


水やり

土が乾いてからたっぷり、という基本通りでOK。
あげすぎは良くないっぽいです。


その他の手入れ

日当たりのいいところで育てます。


病害虫

害虫がつくほど育てたことがないのでよくわかりませんが、ハダニがつくそうです。
でも基本的には丈夫な植物です。
小学生対象の教材として使われるくらいですし。それを枯らしたのが私ですが。



花がねむの木に似ていると思ったら同じ亜科なんですね。
あんなに大きさが違うのに、びっくりです。

おじぎ草最大の魅力といえばお辞儀なので、これの仕組みについても近いうちに調べてみたいです。

2013年5月18日土曜日

スミレを育てることの難しさ

すみれが好きです。

植物としてのすみれも可憐で好きなんですけど、物語に出てくるすみれの持つ雰囲気も好き。

本当かどうかわかりませんが、ゲーテがポケットにすみれの種を入れておいて、散歩のときにばらばら蒔いて歩いたらしいです。
ゲーテは「すみれ」という詩を残しているみたいなので、少なくともすみれが好きだったのは間違いなさそうです。

この話を聞き、これは真似したい!と思ってすみれを育てようとしたことがあります。

ですが難しいんですよ、すみれを育てるの。
春先によく小さい鉢で売っているので、それを買ってくるんですけど、花を咲かせて種をつけた後枯れちゃうんです。

困って調べてみると、すみれっていろんなところに咲いているわりには気難しくて、その環境が自分に合わないと種を作って子孫を残し、自身の株はさっさと枯れてしまうのだとか。

たしかに私が枯らしたすみれたちも、花だけでなく種の鞘をたくさんつけていました。
この種の鞘、「閉鎖花」というものです。
自家受粉によって確実に種を作ろうとしているのです。

通常の花は外に向かって開くので、他の株から花粉をもらうことができ、遺伝的多様性は維持できます。
つまり、遺伝子にバリエーションがあったほうが色々な環境で育つことができるし、環境が変化した時にも生き残れる株があるかもしれない、ということです。
ですが受粉を虫や風に頼るので(すみれの場合はたぶん虫)、確実に受粉できるかどうかはわかりません。

閉鎖花は文字通り閉じた花で、自家受粉によって種を作ります。
外から花粉をもらえない代わりに、自分の雄しべの花粉を外にもらすこともありません。
高確率で受粉できますが、どうしても育ちにくかったり、環境の変化に適応しにくかったりする種ができてしまう可能性があります。
(買ってきたF1種からは均一な性質のものが育つけど、そこから種を採ってF2を育てるといろんな性質のものができる的なあれです。)
また、最初から種のための鞘を作ればいいので、花びらを作ったりする手間も省けます。

長い目で見ると通常の花を咲かせたほうがすみれという植物全体のためにはいいのですが、長く生きられそうな土地じゃないからそんな悠長なことはしていられない、早く種を作らないと、ということで、うまく育たないかも知れない種ができるリスクを負いながらも閉鎖花によって種を作るんだと思います。

こんな気難しさなのに、合う土地を見つけると爆発的に増えたりするんですよね。
自分が住むところは自分で選ぶ、その気高さも素敵です。
自分は枯れても子どもが育てばいいっていうのもかっこいい。


すみれの種は三角形の鞘に入っていて、熟してくると下向きの鞘がだんだん上を向きます。
そして120°ずつ三つに割れ、種が飛びます。
割れた鞘がさらに半分に閉じようとして、その閉じる力に負けて種が飛び出すって感じです。絵がないと分かりにくいですね……。
種が全部飛んじゃうと、三菱のマークみたいな殻が残ります。

パチパチいろんなところに飛んでいくので、種を採る時は上を向いてきた鞘を切り取って容器に入れておくか、鞘に袋や布をかぶせて種がこぼれないようにするといいそうです。
採ってすぐ蒔くと発芽しやすいみたいです。
鞘を切り取って回収した種を晩秋ぐらいまで待って蒔いた時は、全然芽は出てきませんでした。
ひょっとしたら熟し方が足りないまま回収できちゃった可能性もあるかもしれません。


日本っぽい名前がついているすみれや、外で見かけるすみれは大抵鞘が三角形ですが、ニオイスミレは丸っぽい鞘です。
これを知った時、見た目は似てても種類が違うんだ〜と、ちょっと楽しくなりました。
それにニオイスミレはすんごーーくいい香りなので、見つけたらまた育ててみたい。

日本の野生のすみれは交配しまくっていて、詳しい人でも同定は難しいみたいです。


すみれといえば、「おもひでぽろぽろ」に出てきた「三色すみれ風呂」を思い出します。
熱海のホテル大野屋にはいろんなお風呂があって、主人公のタエコがここに行くのを楽しみにするんです。

三色のすみれかー、すみれって紫だけかと思ってたけどそんなに何色もあるのかーと思っていたんですけど、「三色すみれ」ってパンジーのことなんですね。最近まで知りませんでした。
すみれの学名はViolaですし、小さいパンジーはビオラって言いますもんね。

実際のすみれも濃い紫、薄紫、白、黄色とけっこうバリエーション豊か。
黄色いスミレは生で見たことはないので、いつか見てみたいです。

2013年5月17日金曜日

シソの基礎知識

去年しそを育てた鉢に、こぼれ種で発芽してました。

あんまり気にせず育てられる植物ですが、しそについてもいちおうまとめておきます。


●シソ

(紫蘇、大葉)

基本情報

シソ科シソ属
ヒマラヤ〜中国原産
一年草
草丈は60cmくらい
チリメンジソといって葉っぱがちりちりした種類もあります。


種まき・植え付け

発芽適温、生育適温は20℃〜25℃。
ちょっと高めなので、夜も寒くなくなってから蒔きます。
発芽まで少し時間がかかります。10日〜2週間くらいは見ておいたほうがやきもきしなくて済みます。

光発芽種子なので覆土は薄めにする、と思っていたのですが、種の袋を見たら「発芽までは新聞紙等で覆い乾燥しないようにする」的なことが書いてありました。
そんなに明るくなくても大丈夫なんですかね。

鉢で育てる場合は5号以上の鉢で育てるようにします。

バジルのところにも書きましたが、バジルやミント等、他のシソ科植物と一緒に育てる場合は交配に注意します。
花が咲いた後、種を放っておくとこぼれ種でいろんなところから芽が出るので、庭植えの場合は爆発的増殖に注意します。


肥料

あげなくてもそこそこ育つには育ちますが、きちんと育てるなら肥料もあげます。
2週間に1回液肥をやる感じでしょうか。


水やり

鉢の表面が乾いたら底から出るまでたっぷりと。
昔から日本にあり、強い植物なので、そこまで気を遣う必要はありません。


その他の手入れ

バジルと同様、わさわさ育てていっぱい収穫するためには摘心をします。

葉っぱを食べる場合は、花が咲くと葉っぱが固くなり、香りも落ちるのでつぼみを摘み取ります。
葉っぱは大きくなるとけっこう固くなるので、早めに収穫します。

花や実も穂じそ・しその実として食べられます。
しその実をとる場合は、遅くなると固い本気の種になってしまうので、花が残っているうちに摘むといいそうです。
しば漬け食べたい。


病害虫

ヨトウムシがつきます。
特に虫がついているようには見えないのに一晩にして丸裸状態になったら、ヨトウムシが土の中に潜んでいる可能性が高いです。

うちのシソ、現在進行形でついてます。
そういえば去年もヨトウにやられたんでした。隣の全然関係ない鉢に発芽したやつのほうがすくすく育っています。土を新しくして違う鉢に移そうかな……。



夏はそうめんとか冷ややっことか、お世話になる機会が多いです。あの香りがたまりません。
赤じそのジュースも美味しい。
しその実の塩漬けを自分で作ってみるのも面白そうです。

2013年5月16日木曜日

バジルの基礎知識

バジルも発芽しましたー。
何年か前の種だったので、芽が出るかちょっと不安だったんですけど、ちゃんと発芽しました。よかった〜。

5月5日に種まきをして12日に発芽。発芽まで1週間かかりました。
夜間は室内に置いておいたんですけど、思ったより遅かったです。
発芽率もちょっと悪いような。

ハーブは食材として買うと高いのにわりと簡単に育てられるものが多いので熱が入ります。
バジルはその筆頭です。

というわけでバジルについてまとめておきます。


●バジル

(バジリコ)

ブッシュバジル、レモンバジルといった種類もありますが、一般的なものは「スイートバジル」です。


基本情報

シソ科メボウキ属
熱帯アジア原産(高温多湿で肥えた土地)
一年草(本来は多年草だが日本では寒くて越冬できない)
草丈は50cmくらい


種まき・植え付け

発芽適温、生育適温は20℃〜25℃とやや高めなので、遅めに蒔くようにします。
夜もそれなりに暖かくなってくる4月下旬以降がおすすめ。

光発芽種子なので、覆土は薄めにします。
表面に土がないと乾きやすくなります。乾燥には注意します。

バジルの種が水を含むと、周囲にぷるぷるの層ができて面白いです。
バジルシードといって、デザートして食べられることもあるそうです。たしかにタピオカっぽいかも。

鉢やプランターで育てる場合、深さ15cm以上のものを。5〜6号鉢なら1株。
もちろん大きい鉢の方がのびのびと立派に育ちます。

小さい鉢だとすぐ根詰まりを起こします。
3.5号鉢で育てた時は、底から根っこがはみ出し、鉢から引き抜くと、鉢底ネットも飲み込み根鉢が本当に全部根っこ。土が見えないくらいになってました。

ミント、シソ、バジルといったシソ科の植物は簡単に交配するらしく、近くに植えておくと雑種ができることがあるそうです。
種をとって来年蒔こうと思っている方は植える場所に注意が必要です。
けど雑種ってどういうものができるのかちょっと気になります。


肥料

ハーブなんて元雑草なんだから肥料とかいらないでしょ、と思ってましたがバジルは意外に肥料を必要とします。
ので、きちんとあげます。


水やり

水は切らさないようにします。
が、過湿にならないようにも気をつけます。


その他の手入れ

葉っぱをわさわさ育てたいので、草丈が25cmくらいになったらストレートに伸びる中心の芽を摘み取ります(摘心)。

通常は頂芽優勢といって、中心の芽が他の芽の成長を妨げているのですが、中心の芽を摘み取ると他の芽が成長できるようになります。
そのため摘心をすると脇芽が育ち、葉っぱが茂ります。

また、花が咲くと葉っぱは固くなり香りも落ちるので、つぼみがついたら摘み取ります。

株が育ちすぎて葉っぱが固くなったり、ヨトウムシが葉っぱを食べ尽くしそうになったりしたら、(私の苦手な)挿し芽で再起を図ることができるみたいです。
ということは、食材として買ってきたバジルの枝部分を使っても育てられる気がします。なんて安上がり……!


病害虫

ヨトウムシがつくことがあるようです。
株が大きくなると茎が下の方から茶色くなってきますが、これは木質化しているだけで病気ではありません。



鉢からペッと取ってきたバジルをのせて焼くマルゲリータ、最高です。
モッツァレラチーズをぜいたくに使える時はカプレーゼ(スライスしたトマトとモッツァレラのサラダ)もナイス。

そういえばジョジョに出てきたカプレーゼって、ソースにわかめとかアンチョビとか入ってた気がするんですけど美味しいんですかね。
トニオさんのことだし、きっと美味しいんだろうな。

2013年5月15日水曜日

マングローブにごめんなさい

育てようとしたけど育てられなかった植物のひとつ、マングローブ。

あの不思議な根っこが好きで育ててみたいと思い、沖縄に行った時に苗を買ってきたんです。
が、芽が育つことすらなく枯れましたorz

その敗因を考えてみることで、供養とさせてもらいたいと思います。


そもそもマングローブというのは特定の植物の名前ではなくて、ああいう森のこと、あるいは森を構成する様々な植物のことなのだそうです。
植物の種類としてはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギといったヒルギ科のものが多いらしい。
オヒルギ、メヒルギは同じ植物の雄株・雌株ということではなく、別の種類です。

買ってきた苗はこのうちのどれかは分からないのですが(育てている方のサイトで写真をみるとヤエヤマヒルギかな?とは思います)、30cmくらいで双葉が出ていました。
3本入って、たしか数百円。空港のお土産物屋さんで買いました。

30cmくらいの苗、だと思っていたのですが、実はこの大部分は種で、20cmくらいの種にちょこんと芽が出た状態だったらしいのです。
木についたまま発芽し、苗の状態まで育ってからストンと地面に落ちてそこで根を張ったり、ぷかぷか水に浮いて適当なところに移動して根を張ったりして育つのだとか。


南国の植物なので普通に世話をするだけではダメだろうと思い、育てている方のサイトを拝見したりして工夫してみました。
「ヒルギ 育て方」で検索してすぐ出てくるサイトですし、そのまま引用するのは避けますが、書いてある通りに世話をしてみても育たないんです。
育たないどころかしわしわになって枯れていくんです……。

参考にしたのは実際にヒルギを育てている方のアドバイスなので、これで育たないとすれば何か他にダメなことがあったと思うんですよね。

思い当たるのは、

気温が低すぎた

一応室内ではベストポジションを用意したんですが、それでも気温が低かったかなと思います。
温室とか、ヒーターがないと育てられないのかもしれません。

お湯をあげた

気温が低くヒーターも置けないので、特に寒い日はぬるま湯をあげていました。
そんなに熱いお湯ではなかったので、温度というよりは、温かい→冷める→温かいという温度差の繰り返しがダメージだったのかもしれません。

根っこのスポンジを取らなかった

これが一番大きい気がしています。
スポンジに根っこを張っていたんですが、根っこはあまりいじらないほうがいいらしいですし、育つにつれて溶けたりするハイテク素材なのかなとも思ってそのまま植えちゃいました。

ですが、観葉植物の育て方を見てみると「根っこのスポンジは取る」とばっちり書いてあるではないですか。
確かにカイワレダイコンのスポンジが溶けるわけない……。
実際、枯れてから引き抜いてみても、根っこはスポンジから伸びていませんでした。


という感じです。

育て方云々以前に、小さな鉢ではあのタコみたいな不思議な根っこが出るほど育てられるわけがないんですよね。

沖縄は観光目的で行ったわけではなくあんまり時間もなかったのですが、私の家の周りとは植生が明らかに違っていて、街路樹や花壇を見ているだけでも楽しかったです。
次に行く機会があったら植物園にも行ってみたいです。


自然のマングローブは、日本では沖縄や奄美諸島にしかありませんが、なんと南伊豆に人工のマングローブが作られているらしいです。
南伊豆ってあたたかいんですね。

2013年5月14日火曜日

大田神社のカキツバタ

もうすぐ葵祭だなあ、という記事をこないだ書きましたが、今の時期にぴったりな京都の植物スポットを思い出したので書いておきます。
(もしかしたらちょっと遅いかも)

大田神社という、上賀茂神社の近くにある神社です。
上賀茂神社から歩いて行けます。

神社としてはそれほど大きくなく、メインストリートからも離れていてあまり目立ちませんが、カキツバタの咲く大きな池があって、この時期すごく綺麗なんです。
尾形光琳の「燕子花図」のモデルになったとも言われています。
「紅白梅図屏風」のモデルになったとされる梅も、下鴨神社にあります。
(尾形光琳って17世紀の人らしいんですけど、下鴨神社にあるのはそこまで大きい木ではないのでほんとかなあ……と思ってしまいます。)

私が大田神社に行ったのはもう何年も前ですが、あまり人がいなくてしばらく満開のカキツバタを独り占め状態で眺めていられました。
境内は静かで、しっとりとした雰囲気で落ち着きます。


カキツバタというと、小学生の時に使っていた学習帳に「いずれあやめかかきつばた」ということわざが載っていたのを思い出します。

アヤメとカキツバタは同属の花でよく似ています。
なので見分けがつきにくいという意味だと思っていたのですが、どちらも優れていて選べないという意味もあるのだそうです。

大きさが微妙に違うとか、生える場所が違うとか、見分け方をいろいろ教わった気はするんですけど、未だに見分けがつきません。
いや、違うのは分かるんですが、どっちがどっちか分からないという感じです。
ジャーマンアイリスはかろうじて分かります。

アヤメとカキツバタもややこしいですが、アヤメもショウブも、両方とも漢字で書くと「菖蒲」になるというのもややこしいと思います。


カキツバタといえば、伊勢物語の東下りに出てくる歌も思い出します。
八つ橋というところに着いて、ごはんを食べながら「かきつばたの五文字をそれぞれの句の頭文字にして歌を詠もう」と言って

 唐衣(らころも)つつなれにしましあれば るばるきぬる旅(び)をしぞ思ふ

という歌を詠んだら切なくなって泣いちゃった、という話だったと思います。
百人一首のろくに言えない私ですが、「かきつばた」のおかげでこの歌は覚えています。

2013年5月13日月曜日

ブログに出てきた植物まとめ

このブログに登場した植物の索引みたいなのがあったら(私が)面白いかなあと思い、記事数の少ないうちにまとめを作ってみることにしました。
新しい記事を書き次第更新していくつもりです。

どれくらい深く書いたらまとめに載せるか、というのを考えるのがめんどうなので、一瞬名前を出した程度でも載せています。
バークチップなど、園芸資材・肥料としての植物は入れていません。
あとあんまりきちんと分類できていません。

五十音順にまとめているつもりですが、間違えることがあるかもしれません。
あとここにまとめた後に記事のタイトルを変えたりして、タイトルが正しくないこともあるかもしれません。
なるべく合わせていくつもりではありますが、ミスがあったらごめんなさい。

植物の名前は基本的にカタカナで載せてるので、検索する時は漢字よりカタカナがおすすめです。

長くなってきたので追記としてわけました。

2013年5月12日日曜日

ミニトマトの味と気温

ミニトマトって最初のほうの実はすっごく味が濃くておいしいのに、夏まっさかりになるとそこまで感動しないのはなんでだろう?
最初にとれるのは貴重で感動するけど、夏になるとたくさん取れて、いちいち味わったりせずに食べちゃうから?

と疑問を抱いていたんですけど、なんとなくその謎が解けたような気がするので書いておきます。

ミニトマト、というかトマトが赤くなるのには気温が関係しているらしいのです。
積算温度といって、一日の平均気温を合計し、ミニトマトの場合その合計が800℃くらいになると収穫できるようになるのだとか。
たとえばずっと平均気温が15℃なら、800÷15=53.33…なので約53日。
ずっと25℃なら、800÷25=32なので32日、という感じです。

これは私の考えなのであっているかわからないのですが、ミニトマトのおいしさの成分(糖分とかでしょうか)は気温に関係なく毎日少しずつ作られていて、53日で熟す実には53日分のおいしさが、32日で熟す実には32日分のおいしさが入っている。
なので、気温が低いうちにゆっくり熟す実はおいしくて、気温が上がってから速く熟す実はそこそこのお味、というわけなんじゃないかなあと思うのです。
いつかちゃんと調べて裏付けしてみたいです。

となると秋近くになってからのミニトマトも相当おいしい気がするんですが、そのへんのトマトはまとめてドライトマトみたいにしちゃうのできちんと食べたことがありませんでした……(というか夏の終わり頃ってミニトマトの株だけじゃなく私もぐったりしていて、あんまり余裕がありません)。
今年はちゃんと生で味わってみようと思います。


これが正しいとすると、おいしいトマトを育てたかったら、ぎりぎりトマトが育つくらいの低温のうちに育てて、じっくり熟させたほうがいいんでしょうか。

トマトの味を決めるのが気温だけってことはないと思いますし、やっぱりトマトは夏に育てたいですが、ちょっと試してみたくもあります。
実験っぽくてわくわくしますね。


わが家のミニトマトは本当に小さい本葉が出てきたところです。

種を鉢にばらばら蒔いて、天気も気温も関係なくずっと外に置いておいた、ちょっとかわいそうなミニトマトも、夜間や寒い時は室内で管理していたミニトマトより1週間と少し遅れで発芽してきました。

2013年5月11日土曜日

挿し木について

私がすごく苦手に感じている、挿し木の方法についてまとめておこうと思います。

挿し木とは、植物から挿し穂と呼ばれる枝を作ってそれを土なんかに挿し、根っこと葉っぱを出させて増やす技術のことです。
切り花として買ってきた植物も、挿し木にすれば育てることができます。
(バラ等、品種によっては著作権みたいなものがあって勝手に増やすとダメだったりするので、自分で育てるだけにしたほうが良さそうです)


1.挿し穂を作る

若くて元気のいい、葉付きの枝を使います。

挿し穂の長さは10cmくらい。
土の中では芽が出るところから根が出てるっぽいので、挿し穂の中に、葉っぱがついてるところ等、芽が出る部分を含むようにします。
(ミントを水につけておくとそういうところから根が出ますが、もしかしたらすべての植物に当てはまることではないかも知れません。)
そういう節を3つ入れておくといいそうです。

切り口はカッターなど、できるだけ鋭利な刃物でスパッと斜めに切ります。

下の方の葉っぱ(一番下の節から出ている葉っぱ)は取り、残った葉っぱは半分に切ります(丸い葉っぱを半円にする感じで、葉先を切り取る)。
葉が多いと、せっかく切り口から水を吸っても蒸散によってどんどん出ていってしまいます。
反対に、全く葉がないと光合成ができません。


2.水に浸ける

コップなんかに水を入れて、水を吸わせます。
時間は長くて数十分くらい。何時間も浸けないほうがいい気がします。
芽や根が出やすくなる活力剤を使うと成功しやすくなります。


3.土に挿す

肥料分がなく、できるだけ綺麗な土を使うようにします(挿し木用の土も売ってます)。
わりばし等で土に穴を開けて、そっと挿し穂を挿し、倒れない程度に土を寄せます。

小さい鉢は乾燥しやすいので、小さいポットに1本ずつ挿すよりは大きめの鉢に何本か挿すほうがいいそうです。
でも鉢上げの手間があるので、私はポットに1本ずつ挿すほうが好き。だからあんまり成功しないんでしょうか。


4.穏やかな環境の場所に置く

直射日光が当たらないけどそこそこ明るく、カラカラすぎず適度な湿度のある、雨や強い風の当たらない、風通しの良い場所に置きます。
まったくわがままですが、植物としては枝も葉っぱも切られて大けがを負っている状態なので、できるだけ安静を保ちます。


5.水をやる

あんまり水をあげすぎるのは良くないので、乾いたらたっぷり、といつも通りの感じでいいと思います。
うまくいけば、1〜2週間で葉っぱが出てきます。


うまくいく植物、うまくいかない植物があります。

ミントはコップに挿してずっと置いておくだけで根っこが出てきます(ミントは種が細かく、大きくなるまでに時間がかかるので、挿し木のほうが簡単です。草なのに挿し木っていうんでしょうか。挿し芽?)。
ミニトマトは取った脇芽をそのまま土に挿しておくだけで大丈夫です。ダメでも脇芽はどんどん出てくるので、次のチャンスがあります。
ミニバラも挿し木苗が多いそうですし、多肉植物も取れた葉っぱを土の上に置いておくと根付くと聞きます。

ダメでもともと、くらいの感覚でやったほうがダメだった時の精神的ダメージが少ないです。

気温が高すぎず低すぎず適度な湿度があり、植物も成長期ということで、梅雨時が成功しやすいそうです。
梅雨時は雑菌とか増えそうな気がしてダメなのかと思っていました。
(ダイレクトに雨が当たるところに置くのはダメだと思います。)

私はこの「切ったらすぐ土に挿す」方法を教わったのですが、挿し穂をずっと水に浸けておいて、「カルス」(何にでもなれる細胞の塊=茎の細胞からできたけど根っこになれる)を作ってから挿すほうが良い、という説もあるそうで、どっちがいいかは今のところ私には分かりません。
が、どっちの方法を検索してみても成功してるよ〜って人がいるので、どっちでもいけないことはないんだと思います。植物によるのかもしれませんが。


私は葉っぱが出てくるところまではいけることがあるんですけど、ちゃんとした苗まで育てられたことがありません(ミントとミニトマトは除く)。

過去の反省点としては1〜4までは問題なかったと思うので、5の水の管理かなあと思います。
腐るように黒くなって枯れちゃった時はたぶん水のあげすぎ、
葉っぱは出たけどその後枯れちゃった時は、育苗箱代わりのトレーに入れて育てていたので水はけが悪かったのと、風通しが悪かった、ような気がします。

もうすぐ梅雨なので、また何かチャレンジしてみようと思います。

2013年5月10日金曜日

発芽の記録

ミニトマトの芽って夜になると寝るんですね!

カタバミが夜に葉っぱを閉じるように、ミニトマトも2枚の双葉を閉じるんですよー。
めちゃくちゃかわいいです。
ミニトマトを種から育てるのは初めてではないんですが、今年初めて気付きました。

今年のミニトマトは、4月27日に種まきをして、5月3日に最初の芽が出ました。
まだ双葉だけの状態です。


やる気のあるときだけつける園芸日記、種まきのときは私もやる気に満ちあふれているので発芽の日にちは大抵メモしてあります。
(そのノートをなくしたりするので、記録としては役に立たないんですけど)

でも発芽の記録をつけるときにちょっと悩むのが、「いつが発芽か」ということです。

種まきすると、芽より先に根が出るじゃないですか。
その根が土から顔を出しているのが見えるけど、まだ芽は出ていない状態は「発芽した」と言っていいのかどうか。

辞書をひくと「種子などが発育を始めること」というようなことが書いてあるので、根が出てきているだけでも「発芽」になるのかなあとも思います。
でも根だけだと「芽が出たよ!」感は薄い。


あともう一つ、いくつか種を蒔いたうち、どの芽が出た時点を「発芽した」とするのか。
最初の芽が出ると嬉しくなってすぐ記録したくなりますが、植物の個体差で、たまたま芽が出やすい(?)ものが発芽しただけかもしれません。
そうすると、他の平均的な種がいつ発芽するかっていうことのほうが重要な気がしてしまいます。


○日に最初の根が出た、×日に×個芽が出た、と全部記録していけばいいのかもしれませんが、簡単な記録ですら気の向いたときにしかつけられない私に、そんなの続けられるわけがありません……。
そこまで細かく記録をとるなら天気とか気温も残しておきたいです。無理ですけど。

写真を撮って残しておくっていうのも考えたんですが、ノートなりパソコンの画面なりをパッと見た時に分かりにくい。


というふうにモヤモヤしていたんですけど、最近思い切って「自分の基準は自分で作る」というのを導入しました。
毎年「これは発芽?違う?」とあやふやな基準で記録をつけるより、生物学的な基準はどあれ「最初の根が出た時点」とか、「全体の半分の芽が出た時点」とか、自分なりに決めておいて、それに沿って毎年記録つけるようにすれば、少なくとも自分の記録としては信用できるなーと思うのです。

私は今のところ、「最初の芽が出た時点」を発芽の日にしています。
後続の芽とあまり差があるようであれば、「この数日間で残りが発芽」みたいにメモします。

ノートはA5の、カレンダーになっているものを使っています。
いつごろ何をやったかっていうのが分かりやすくて便利です。

余ったところに剪定の仕方とか調べたことをメモしているのですが、これは別にまとめたほうが分かりやすい気がするので、どうにかしなきゃなーと思っています。

2013年5月9日木曜日

初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識 番外編・鉢について

鉢の素材と性質について、スリット鉢の時にもちょびっと書きましたが、改めてまとめておこうと思います。


●素焼き鉢(テラコッタ)

空気と水をよく通します。

メリット

  • 通気性がいいです。
  • 水を含むと鉢の色が変わるので、色が鉢の中の乾き具合の目安になります。
  • 鉢の表面からも水分が蒸発するため、その際の気化熱によって温度が上がりにくくなります(「乾燥しやすい」というデメリットの裏返し)。夏場に便利。
  • 自然のものでできており、年月が経つと風合いがいい感じになります。
  • お財布に優しいです。

デメリット

  • 乾燥しやすいです。
  • 重いです。水と土を入れるとさらに重くなります。
  • 薄手の、若干軽いものもありますが、そういうものはより乾燥しやすいと思います。

※駄温鉢(素焼き鉢より色が濃くて一部に釉薬がかかっているもの)は素焼き鉢より高温で焼かれており、空気・水を通しにくい性質があります。

※陶器など釉薬のかかっている鉢も空気・水を通しにくいです。お値段が高めだけど豪華でかっこいいです。


●プラスチック鉢

空気も水もあまり通しません。
(スリット鉢は穴が多いのでプラスチック鉢にしては通気性がいいと思います。)

メリット

  • 乾燥しにくいです。
  • 軽いです。
  • お財布に優しいです。

デメリット

  • 水分を逃がさないため、温度が上がりやすいです。
  • 見た目がちょっと……チープ
  • 年月が経つと劣化して割れやすくなります。


●木製プランター

使ったことないのでよく分かりませんが、空気と水をよく通すと思います。

メリット

  • 通気性がいいと思います。
  • 自然素材なので植物によく似合います。

デメリット

  • 乾燥しやすいと思います。
  • 劣化が早そうです(防腐剤が塗ってあるとは思いますが)。
  • (特に水を含むと)そこそこ重い気がします。


●ハンギングバスケット

ワイヤー製のカゴ等にココヤシのマットを敷いたりして中に植物を植え、壁に掛けたり吊るしたりするやつです。
側面にスリットが入っているプラスチック製のカゴは横向きに花を植えられるので、花の塊みたいな、ゴージャスなバスケットも作れたりします。

メリット

  • 通気性がいいです。
  • 素材による性質ではありませんが、空中に置くので底から虫が侵入してくることがありません。
  • うまく寄せ植えなんかを作れば大変おしゃれです。

デメリット

  • 乾燥しやすいです。
  • (吊るすには)重くなりがちなので、ハンギング用の軽い土を使うようにします。


●その他

プラスチック製の容器や空き缶なども、底に穴を開ければ鉢として使うことができます。
千枚通しや錐で穴を開けた後、はさみなんかをさしこんでぐりぐり回すと大きくなります。
もっと開ける場合は穴の数を増やします。

缶はかわいいんですが、わりとすぐ錆びてきます。
ずっと置きっぱなしにしておくと下に跡がついてしまうので注意してください。
さび止めか何かを塗れば大丈夫かもしれませんが、さび止め自体が植物に影響を与える可能性ってどうなのかなーと思います(調べてないだけです)。
あとはげてくるメッキも。

私はペンキでコーティングされたような金属製のバケツを鉢代わりにしていたことがあります。
底に穴を開けたのでそこから錆びてきました。
錆ではなく大きさの問題で使わなくなりましたが、その間に関してはうまく育たないってことはなかったです。


ちょっと追記
趣味の園芸見ていたらブリキっぽいバケツ使っているありましたリーフレタスの空中栽培
でも底にをあけることはせず、いったん鉢に植えたその入れるカバーとして使ていました
やっぱり開けないほうがいいのかなー


水はけ、通気性は素材によりますが、中に水を入れても通さない材質なので、どっちもよくありません。
当たり前ですね……。


さて、メリット・デメリットを挙げてみたら乾燥問題ばっかりになってしまいました。

どんな鉢を選ぶかは、どういうふうに水やりをするかに合わせて決めると楽だと思います。
日中家にいないからあんまり水やりはできない、というならプラスチック鉢を使えばいいでしょうし、
家にいる間はちょくちょくお世話したい、というなら素焼きの鉢がおすすめ。

なのですが、保湿・乾燥は鉢の素材以外にも、ちょっとした工夫で調節することができます。

水はけをよくしたい場合は、
  • 鉢底石を多めにする
  • 水はけの良い土を使う
  • 鉢をカラッとした場所に置く

保水性を高くしたい場合は、
  • 鉢底石を少なめにする
  • 水持ちの良い土を使う
  • 鉢を湿度の高いところに置く
  • バークチップや水苔なんかを土の表面に敷いて表面からの蒸発を防ぐ(マルチング)
  • ちょっと大きめの鉢を使う(土の量が増えるので)

など。

「水はけの良い土」ってどんなの?と思われるかもしれませんが、私もいまいちよく分かっていません。
土の説明を読むと「水はけがよく保水性に優れる」とか書いてあるんですよ。
たぶん、上から水をあげれば下から出るけど中に一定量の水は保つ、ということだと思うんですが、いまいち納得できず。
結局乾燥しやすいのかしにくいのか、どっちなのよ。

一般的に、粒が大きければ水はけがよく、小さければ水はけが悪い、とは思います。
最初知った時は意外だったんですが、園芸においては土の粒ってある程度大きくないとだめなんです。
あんまり小さい粒ばかりだと新鮮な空気が保てなかったりして、根がうまく伸びないんだそう(盆栽をやっている人は細かい「微塵」を念入りに取り除くとか)。

よく分かってない初心者の個人的な感覚としては、赤玉土や鹿沼土は水はけがよく、ピートモスは保水性が高い気がします。


長々と書いてしまいましたが、結局のところ水やりの回数を調節するのが楽かなと思います。
鉢によって土を変えたりするのが面倒なんですよね。

しかし身もふたもない……。


ちなみにマルチングは土の乾燥を防ぐためだけじゃなくて、水やりや雨の時にはねる泥が葉っぱについて傷んだりするのも防いでくれます。
鉢植えだとあんまり関係ありませんが、雑草も生えにくくなります。
畑にはってある黒いビニールとか、いちごの下に敷いてある藁もマルチ。
「趣味の園芸」をみてると、いつもぴちっと綺麗に張っていてすごいなーと思います。

2013年5月8日水曜日

ナスタチウムの基礎知識

ミニトマトにやや遅れて蒔いたナスタチウムも芽が出てきましたー。
芽が赤ちゃんの手みたいで本当にかわいいです。

ナスタチウムは「西の魔女が死んだ」という、映画にもなった本で知った花です。
作中ではこれの葉っぱをサンドイッチに入れて食べるのですが(主人公の女の子はこれが苦手で残してしまいます)、どういう味がするのか気になって育てたのがきっかけで、毎年育てています。
毎年種まきをして毎年徒長させているので、管理をがんばろうと思います。


ナスタチウムはノウゼンカズラに似た南国調の、黄色やオレンジ、赤の花を咲かせます。
ノウゼンカズラよりははっきりした色です。
葉っぱは蓮に似た形で、にょろにょろ出てきます。
「凌霄葉蓮(ノウゼンハレン)」「金蓮花(キンレンカ)」という和名はこのへんからきているんでしょう。

クレソンのような香りとピリッとした辛味があります。 葉っぱだけでなく、花や実も食べることができるそうです。


●ナスタチウム

(ナスタチューム、キンレンカ、ノウゼンハレン)

基本情報

ノウゼンハレン科
南米(高地)原産(日当たりがよく、涼しく乾燥した土地)
一年草
よく種を売っているのは矮性のもので草丈は20〜30cmくらい


種まき・植え付け

発芽適温、生育適温は15℃〜25℃。
早めに蒔いて室内で管理しようとすると、日当たり不足で高確率で徒長します。
暑すぎるのも苦手なので、4月〜5月中旬くらいに蒔くようにします。
種がかたい皮に包まれているので、1晩水に浸けてから蒔くと芽が出やすいです。
それでも発芽率はあんまり高くない印象。

直径20cmくらいの鉢なら1株植えます。
種を買うといろんな色が混じってて楽しいのですが、小さい鉢で育てると単色になっちゃうのがちょっと寂しいところ。
それにやっぱり大きい鉢で育てたほうが豪華に咲きます。


肥料

あんまりあげなくて大丈夫です。


水やり

あんまりあげなくて大丈夫です。
ナスタチウムはとにかくすぐ徒長するので、やりすぎには注意が必要です。


その他の手入れ

夏場にあまり気温が上がるようであれば、涼しいところに移動させます。
苦手といっても暑いとすぐ枯れるわけでもないので、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。


病害虫

葉っぱに白い線を描く、ハモグリバエ(エカキムシ)がつきます。
それ以外はついたことがないので、丈夫な植物だと思います。

2013年5月7日火曜日

初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識まとめ

「初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識」が長くなりそうな予感がするので、まとめを作っておきます。

庭で植物を育てる際にも共通することはありますが、ベランダ園芸に関することが主です。


本編

番外編

また何か書いたらここにも追加していきます。


最初にもちょろっと書きましたが、これは私が過去の失敗と現在進行形の失敗をもとに、園芸を始める前・始めたばかりのころにこういうことを知っておいたら役に立っただろうと思うことを書いているものです。

「経験者は無意識にやってるけど、初心者がそれを身に付けるには経験が必要で、いろいろ失敗して学んでいく」というものが園芸にもあると思うんですが、その失敗の部分をできるだけスキップできたら楽だなと思って書いています(そういう試行錯誤も園芸の楽しさといえばそうなんですけど)。

具体的な植物の育て方はここには書いていないので、これさえ読めば何とかなるというものではありません。
本とかで調べるための手がかりみたいな感じに読んでいただけると嬉しいです。


ちょっと話は変わりますが、園芸仲間や園芸のことを聞ける人を作るのも大切だなと最近思います。
本やテレビって楽しいですし勉強になるんですけど、一般向けのものは最大公約数的になりがち。
なので近所に苗も売っているお花屋さんとか植物園の人とか園芸家とか、そういう人がいて、その土地に合ったお話が聞けたら役に立つと思います。
気候とかよくいる虫は地域によって違いますから。

かくいう私は一人の世界を作ってそこにこもっていたいタイプです。

それでも幸いにというか必然というか、園芸好きな人が身近にけっこういていろいろ教わることができるので非常にありがたいです。

2013年5月6日月曜日

「枯れた……」と鉢を捨てるその前に

水切れなんかで鉢植えを枯らしてしまい、落ち込みながら捨てることってあると思うんですけど、捨てる前に試してみてほしいのが「切り戻し」。

やることは、傷んだ地上部を切り取って、しばらく様子を見る。これだけです。
あ、水は土が乾いたらあげてください。

植物って、地上部が枯れていても根っこさえ生きていれば、再生する可能性があります。
葉っぱが一枚も残っていなくても、しばらくするとちょこんと芽が出てきたりするんです。
植物の力って想像以上にすごいです。
私が復活させたことがあるのはステビアやミントなんかのハーブばかりなので、そういう植物がパワフルなだけかもしれませんが。

もちろん、根っこまでダメになっていると芽は出てきませんし、気温その他の条件によっても難しいかもしれません。
病気で枯れたものもやめておいたほうがいいと思います。

あと、一年草が秋から冬に枯れちゃうのも止められません。

ちなみに落葉樹が秋に葉っぱを落とすのは枯れたわけではありません(私は最初、草ばかり育てていたので、初めて木を買った年に枯れたと勘違いしてショックを受けました)。

枯れてくるとテンションが下がってつい放置してしまいますが、いつか枯れて捨てる羽目になるなら、切り戻しで再生する可能性にかけてみるのもいいと思います。
早ければ早いほど復活する可能性は高いと思うので、ぜひ早めに。


逆に、地上部は元気だけど根腐れしちゃった、という場合は挿し木で起死回生をはかることができそうです。
元気な地上部を切り取って、よく切れるカッターで切り口をなめらかにした状態で、清潔な土に挿しておくと、しばらくすると根っこが出てくることがあります。

「ことがあります」というのは、私は挿し木が苦手だからです。
うまい人だと「出てきます」って言えるんだと思います。

挿し木については、克服するためにも今度きちんとまとめようと思っています。

2013年5月5日日曜日

ミニトマトの基礎知識

先月末に蒔いたミニトマトの芽が出ましたー!
ミニトマトは好きで毎年育てています。

これから栽培記録を書こうと思ってるんですが、その前に性質とかについてまとめておきたいと思います。
(日記が途絶えたら、「枯れたな……」と思ってください。)


●ミニトマト


基本情報

ナス科ナス属
アンデス山脈高原地帯原産(日当たりがよく、高温・乾燥の土地)
一年生(原産地では多年生ですが、日本では越冬できません)
弱アルカリ性を好むので、土に苦土石灰等を混ぜます。
連作障害あり(ナス科)

……と言われていますが、普通の培養土でいけます。
いろんな植物の使用済みの土を混ぜて再利用する感じでやっていますけど、これって連作障害かなーというものにはまだなっていません。


種まき・植え付け

定植時期は4月下旬〜5月上旬。ミニトマトの最初の花が咲いたころに植え付けます。   →この時期に定植するためには、3月上旬くらいには種を蒔くようにします。

発芽適温、生育適温は25℃〜30℃。
夜間も含め、最低気温が10℃を下回らないよう、日当たりの良い室内などで管理します。
夏前に葉っぱが黒くなって枯れてしまうのは、低温によることが多い印象です。

自立しないので、植え付けの際に2mくらいの支柱を立て、成長に合わせて誘引します。
高さがとれれば、ハンギングにして垂らすのもありかもしれません。

鉢やプランターで育てる場合、深さ30cm、直径30cm、土の量として10lは確保できるようにします。
たとえば、深さ30cm、幅65cmのプランターなら2株。
収穫量は土の量に比例すると言われており、鉢を小さくすると収穫量は少なくなります。
どうしても小さい鉢で育てたい、という場合は矮性品種の「レジナ」なんかがおすすめ(ただレジナはもともと観賞用の品種なので、味は期待しないほうがいいそうです)。


肥料

実を食用にする果菜なので、肥料はリン酸を多めにします。
窒素分が多いと、葉ばかり育ってしまったり、花がついてもぽろっと落ちてしまったりします。
花が咲いた〜と浮かれている時にぽろっと落ちると、ショックが大きいです……。


水やり

トマトは水は少なめでOKと言われますが、鉢植えの場合水切れは死に直結するので、ちゃんと水をあげるようにします。
地植えの場合は少なめで大丈夫です。


その他の手入れ

脇芽を摘み、基本的には1本仕立てで育てます。

脇芽とは、枝のつけ根から出てくる芽のことです。
ふつうの葉っぱとは別物で、伸びてくると花を咲かせます。
主枝が折れたり枯れたりした場合に、脇芽を伸ばして復活させることもできます。

脇芽を1本残して、2本仕立てにすることもできます。
その場合、主枝とは別に支柱を立てて誘引します。
2本残せば3本仕立てになりますが、たくさん育てるためには土もたくさん必要になります。

ジャングル状態だと病気になったときに広がりやすく、害虫も見つけにくいので、最初のうちは1本仕立てがいいんじゃないかなあと、初心者としては思います。

とった脇芽は土に挿しておくと根付き、新しい株として育てることができます。
つまり、1株のミニトマトからほぼ無限増殖できるのです。
でも全部挿していると収拾がつかなくなるので、時には捨てる勇気も必要です。


病害虫

今のところ出会ってきたのは、テントウムシダマシとハモグリバエ(エカキムシ)、ハダニ。

病害虫ではありませんが、植え付けたばかりの頃に低温によって葉が黒くなることがよくあります。
また、成長していくに従って下の方の古い葉が落ちていくのは自然なことです(病気の場合は別です)。

2013年5月4日土曜日

マメ科植物につく「根粒菌」の働きを科学的に考えてみる

「マメ科植物に肥料を与えると窒素過多になりやすい」
「田植えの前にれんげ草を育てると稲がよく育つ」
というのは、マメ科植物の根っこに根粒と呼ばれる粒を作る、「根粒菌」の働きによるものです。
根粒菌は空気中の窒素を取り込んで植物が肥料として使える形に変えており、これは「窒素固定」と呼ばれます。

この働きを、高校生物・化学の知識で、やや科学的に考えてみたいと思います。


窒素は生物にとってなくてはならないものです。たんぱく質等に使われます。

空気中の空気の約8割は窒素ですが、窒素分子は三重結合という非常に強い結合でできているので、その結合を切って窒素原子を他の物質に使うというのは大変なのです(空気が安定なのも窒素の性質によるところが大きいそうな)。
なので、普通の植物は空気中の窒素をそのまま利用することはできません。

ですが、そんな作業をやすやすと(というわけでもないのでしょうが)行えるのが根粒菌。
根粒菌は、土の中の空気から窒素分子を取り入れて、アンモニアを作ります。

窒素固定は、次の反応式で表されるそうです。

N2 + 8 H+ + 8 e- + 16 ATP → 2 NH3 + H2 + 16 ADP + 16 Pi

たしかに、窒素分子(N2)がアンモニア(NH3)になっています。
ATPというのはエネルギーの器で、エネルギーを供給する際にADPとPiに分解されます。
1つの分子を分解するのに、16倍のエネルギーの器が必要ってすごいです。

アンモニアは水に溶けやすいので、すぐイオンになります。
他の細菌によって、硝酸イオンに変えられたりもします。

植物は、硝酸イオンやアンモニウムイオンを取り入れてたんぱく質なんかを作るので、根粒菌が近くでアンモニアを作ってくれるとマメ科植物は助かります。
豆ってたんぱく質豊富ですもんね。

逆に根粒菌は植物が光合成で作った養分をもらっていて、お互い得をする共生関係ができています。
ヤマモモなんかも窒素固定細菌と共生関係を作っていると聞いたことがあります。


というわけで、「マメ科植物に肥料を与えると窒素過多になりやすい」というのは、すでに窒素分が多くあるため。

「田植えの前にれんげ草を育てると稲がよく育つ」というのは、れんげ草の根っこの根粒菌が作った窒素分を稲作に利用するため(「緑肥」と言うんだそうです)。

今はそれほど見なくなりましたけど、今ごろの時期に田んぼでれんげ草が満開になるのは本当に綺麗ですよね。
せっかく満開なんだからもっと長く楽しみたいと見ている側としては思うのですが、植物が元気なうちに鋤き込むほうが効果的なんだそうな。

マメ科植物栽培経験はおじぎ草の移植を試みてダメにしたくらいなので、マメ科植物の根っこに根粒菌のつぶつぶができているのって実物は見たことありません。
ですが検索してみるとカラスノエンドウにもできるらしいので、今度見かけたら見てみようと思います。

以上、根粒菌の豆知識でした。
(……マメ科だけに、とか言ったら負けだと思っています。)

2013年5月3日金曜日

初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識 番外編・苗を買う時期

「初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識」、一応完結させたつもりだったのですが、勢いに任せて書いたのでやっぱりいろいろ書き漏らしがあるなあと思い、番外編を書いてみます。

今回は苗を買う時期について。

大きく主張したいのは、出回り始めの苗は買わないほうがいい、ということです。

昔よく3月くらいにバジルの苗を買って枯らしてたんですけど、今にして思うとたぶん苗を買う時期が悪かったんだなあと。
バジルは熱帯地方原産で、暖かいところが好きな植物。
ということは、冬に売っている苗は温室で育てられているはず。 温室育ちの苗をいきなりベランダに出して、すくすく育つわけがありません。
少しずつ寒さに慣らしていけば大丈夫だとは思うんですけど、いずれにせよ管理が難しいです。

ホームセンターとかお花屋さんで苗を見つけると、「もう苗が出てる!」とテンションが上がってつい買いたくなりますが、一般的な種まき・植え付けの時期と大きくずれた時期に買える苗って、温室で育てるとか、気候の違うところで育てるとか、何らかの工夫がされていることが多いと思うんです。
ということは、素人が買ってきてそのまま育てようとしても、苗の今までの環境と大きく違うので、うまく育たない可能性が高いです。


逆に時期が遅すぎる苗はどうかというと、売れ残りの苗なわけで、病気や虫食いがあったり、徒長していたり枯れかけていたりというものが多く、やっぱりおすすめしません。
元気に見えても、いろんな人に触られて、見えないところが傷んでいるかもしれません。

ですが、病害虫はもちろん嫌ですけど、徒長・枯れかけのものは頑張れば再生させられないことはないです。
そういう苗って妙に愛着がわくので、値下げされていたら、ダメでもともと、育ったらラッキーくらいに思って買ってみるのも楽しいかもしれません。

ちゃんとした苗を買えるなら、それにこしたことはありませんが。


というわけで、苗は適切な時期に買えという身もふたもない結論のお話でした。


番外編は本編と違って植物を育てる流れに沿ったものではありませんので、記事の下につけていたまとめのリンクは作らないつもりです。
他の話は下に出てるラベルか、メニューのカテゴリ一覧からどうぞ。

2013年5月2日木曜日

スリット鉢

どんな鉢を使うかという問題に、頭を悩ませてきました。
どれも一長一短なんですよね。

プラスチック鉢は安くて乾燥しにくいけど、見た目がチープだし劣化が早そう。しかも軽いから風を受けるとすぐ倒れそう。

素焼き鉢は安い。乾燥具合がわかりやすいし水を多めにあげちゃっても、わりとすぐ乾いてくれる。それにシリーズ的に似たような見た目で揃えられる。
でも重いし乾燥しやすいから、長期間出かける時や夏場はけっこう辛い。
重量はしっかりしたベランダならいいけどベランダ園芸にはわりと致命的な問題。

陶器鉢は乾燥・保湿具合がちょうど良さそう(使ったことないのであくまでイメージ)だけど高いし重い。

あともう少しメタな悩みとして、かわいい鉢が近所に売ってないうえ、通販で買うほどの情熱もない、というのもあります。

いろいろ妥協しつつ長らく素焼き鉢を使ってきたのですが、スリット鉢を知ってからはこればっかりです。
スリット鉢とは、底穴の代わりに、側面に長いスリットがあるプラスチック鉢です。
モスグリーンで、六角形だったり四角だったり、少し大きめの苗を買うとこれに入ってたりします。
これがすごいんですよ!

これの真のメリットは後述しますが、上に書いたようなこととは全然関係ありません。
上に書いたことと関連する利点としては、まず安いこと。
水はけがよく、かつそこそこ乾燥しにくいこと。
軽いこと。
同じようなサイズのプラスチック鉢より重心が低くなるせいか、思ったより倒れないこと。
耐久性があること(今最初にスリット鉢を買ってから3年目ですが、ふつうに使えてます)。
プラスチックだけどモスグリーンがなんかおしゃれ。


そして真のメリットとは、根が効率良く張ること、です。

ふつうの鉢だと、根っこが伸びてくると鉢の中でぐるぐる回って根詰まりを起こしてしまいます(これをサークリングと呼ぶらしいです)。

が、スリット鉢は、それが起こりにくいらしいのです。
根っこがスリットに到達して外の空気に触れると、それ以上伸びるのをやめて他の根を伸ばすようにするので、サークリングは起こらず鉢の中の土を有効利用できるのだそうな。すごい。

真のガーデナーとしてはこれを喜ぶべきなのでしょうが、私が嬉しいのは、この鉢は鉢底ネットと鉢底石が必要ないという点です。

スリット鉢もふつうの鉢と同様、両方使うべき、という意見もありますが、メーカーのサイトには必要ないと書かれているので、私は自分にとって楽なほうを採用しています。
鉢の片付けの時に土と鉢底石の分別がないってすごく楽ですよ!
園芸を続けるためには自分のモチベーションを保つのも重要なわけですよ(言い分けがましく)。

鉢底ネットを使わないっていうことは、害虫が侵入しやすくなるんじゃないの?と思うのですが、今のところ私には何とも言えません。
ナメクジが鉢に入ってた!みたいなのは今のところ、普通の鉢でもスリット鉢でも経験がありません。
他の虫はたしかに増えましたが、これは引越しによる環境の変化だと思います。
でも私が虫で「鉢に入りたいなあ」と思っていたら、このスリットを利用しない手はないと思うんですよね。実際のところはどうなんでしょう。

スリットがたくさんあるから土が漏れるという話も耳にしますが、私はあまり気にならないです。
植え付け時に土を入れる時は若干スリットからこぼれるものの、植えてからの減りは、一般的な鉢と同じくらいです。


デメリットを挙げてみますと、サイズ展開ですかね。
もともと業務用に作られていたものらしく(たしかに作りは超シンプル)、かなりいろんなサイズが出ているみたいなのですが、ホームセンター等で素人が手に入れられるのは5号以上のものがほとんどです。
3〜4号くらいの小さい鉢でたくさんの植物を育てたい人間としては不満が残るところ。
でも「必要以上に小さい鉢で育ててしまう癖」を直すにはこれはこれでいいのかもしれません。

あと、やっぱりできればかわいい鉢で育てたいので、かわいい鉢が近所に売ってないうえに通販で買うほどの情熱もないという点は相変わらず。

とはいえほぼ言うことなしの鉢なので、使ったことのない方はぜひ一度使ってみてください。超おすすめ。

2013年5月1日水曜日

初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識 その5・肥料編

せっかく種まきしたのに気温が下がってきてヽ(`Д´#)ノ ムキー!!なゴールデンウィークです。こんばんは。

では、肥料編です。
肥料の前に土かなとも思いましたが、市販の培養土を使えば一応クリアできるのでスルーすることにしました。

「緩効性化成肥料」とか「有機肥料」とかいろいろあって、どんな肥料を使ったらいいかわからん!……というのは私もですが、せめてそういう分類名を理解できるようになるために、肥料の性質を表す言葉と、使う際の注意点をまとめてみました。


●効き方

速効性

すぐに効果が出るけどすぐに効果が切れます。

緩効性

ゆっくりじわじわ効きます。

遅効性

ゆっくりじわじわタイプですが、効き始めるのが遅いです。


●形態

固形肥料

根っこに当たると肥料焼けするので、植物から離して与えます。

液体肥料(液肥)

薄めのものをこまめに与えます(植物や肥料によりますが1〜2週間に1回)。
アンプル型の液肥は植物のごはんというより栄養ドリンクなので、これだけで育てられるものではありません。


●原料

化成肥料

化学的に作られたもの。
無機質から作られており、そのまま植物に吸収されるので基本的に速効性(緩効性のものもあります)。

有機肥料

動植物等の有機質から作られたもの。
分解されてから効くので、基本的には遅効性。
土から露出してるとカビたり虫が湧いたりすることがあるので、土の中に埋めてください。

油かす、鶏糞、牛糞、バットグアノ(こうもりの糞)なんかがあります(肥料として売られているものを使ってください)。
堆肥は肥料分がまったくないというわけではないと思うんですが、肥料というよりは土をふかふかにしてくれる、土壌改良剤です。

コーヒーのかすや生ゴミが肥料になるという話を聞きますが、そのままあげても腐ったりカビが生えたりするだけです。
コンポスト等で微生物に分解してもらわないと、植物は肥料として使えません。


●使い方

元肥

植物を植える前にあらかじめ土に混ぜておくもの。
「元肥入り」の状態で売ってる土もあります。

追肥

植物を植えてから、追加で与えるもの。



私が使ってるものを例にあげると、
油かすは「遅効性」の「固形」「有機肥料」、
薄めて使う青い液体は「速効性」の「液体」「化成肥料」 です。

元肥入りの土を使うことが多いので、どっちも追肥として使ってます。

油かすはサラサラの粉タイプもありますが、固形タイプのほうが扱いやすくて好き。

元肥を自分でやろうとすると、(特に苦土石灰なんかを混ぜた場合)土に肥料を混ぜてから植え付けまでに1週間くらい待たなきゃいけないらしいので、「今すぐ苗植えたいのに、1週間も待ってたらテンション下がっちゃう!」とかそういう時には元肥入りの土がおすすめ。
元肥としては化成肥料が使われていることもあります。



ちょっと話が細かくなりますが、植物の3大栄養素といえば、窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)。
窒素は葉っぱの成長に効果を持つので葉肥、
リン酸は花や実の成長に効果を持つので実肥、
カリ(カリウム)は根っこの成長に効果を持つので根肥と呼ばれています。

肥料の袋やボトルを見ると、「6:10:5」みたいに数字が3つ書いてありますが、これはN:P:Kのそれぞれの割合を表しています。
3つの相対的な割合ではなく、100g中にそれぞれが何g含まれているかという、絶対的な量です。
あんまり強いと使うのが怖いので、最初は数字が小さめのほうがいいんじゃないかなあと思います。


とりあえず、「初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識」は今回でおしまいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!




【初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識】