2013年5月8日水曜日

ナスタチウムの基礎知識

ミニトマトにやや遅れて蒔いたナスタチウムも芽が出てきましたー。
芽が赤ちゃんの手みたいで本当にかわいいです。

ナスタチウムは「西の魔女が死んだ」という、映画にもなった本で知った花です。
作中ではこれの葉っぱをサンドイッチに入れて食べるのですが(主人公の女の子はこれが苦手で残してしまいます)、どういう味がするのか気になって育てたのがきっかけで、毎年育てています。
毎年種まきをして毎年徒長させているので、管理をがんばろうと思います。


ナスタチウムはノウゼンカズラに似た南国調の、黄色やオレンジ、赤の花を咲かせます。
ノウゼンカズラよりははっきりした色です。
葉っぱは蓮に似た形で、にょろにょろ出てきます。
「凌霄葉蓮(ノウゼンハレン)」「金蓮花(キンレンカ)」という和名はこのへんからきているんでしょう。

クレソンのような香りとピリッとした辛味があります。 葉っぱだけでなく、花や実も食べることができるそうです。


●ナスタチウム

(ナスタチューム、キンレンカ、ノウゼンハレン)

基本情報

ノウゼンハレン科
南米(高地)原産(日当たりがよく、涼しく乾燥した土地)
一年草
よく種を売っているのは矮性のもので草丈は20〜30cmくらい


種まき・植え付け

発芽適温、生育適温は15℃〜25℃。
早めに蒔いて室内で管理しようとすると、日当たり不足で高確率で徒長します。
暑すぎるのも苦手なので、4月〜5月中旬くらいに蒔くようにします。
種がかたい皮に包まれているので、1晩水に浸けてから蒔くと芽が出やすいです。
それでも発芽率はあんまり高くない印象。

直径20cmくらいの鉢なら1株植えます。
種を買うといろんな色が混じってて楽しいのですが、小さい鉢で育てると単色になっちゃうのがちょっと寂しいところ。
それにやっぱり大きい鉢で育てたほうが豪華に咲きます。


肥料

あんまりあげなくて大丈夫です。


水やり

あんまりあげなくて大丈夫です。
ナスタチウムはとにかくすぐ徒長するので、やりすぎには注意が必要です。


その他の手入れ

夏場にあまり気温が上がるようであれば、涼しいところに移動させます。
苦手といっても暑いとすぐ枯れるわけでもないので、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。


病害虫

葉っぱに白い線を描く、ハモグリバエ(エカキムシ)がつきます。
それ以外はついたことがないので、丈夫な植物だと思います。

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