2013年5月1日水曜日

初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識 その5・肥料編

せっかく種まきしたのに気温が下がってきてヽ(`Д´#)ノ ムキー!!なゴールデンウィークです。こんばんは。

では、肥料編です。
肥料の前に土かなとも思いましたが、市販の培養土を使えば一応クリアできるのでスルーすることにしました。

「緩効性化成肥料」とか「有機肥料」とかいろいろあって、どんな肥料を使ったらいいかわからん!……というのは私もですが、せめてそういう分類名を理解できるようになるために、肥料の性質を表す言葉と、使う際の注意点をまとめてみました。


●効き方

速効性

すぐに効果が出るけどすぐに効果が切れます。

緩効性

ゆっくりじわじわ効きます。

遅効性

ゆっくりじわじわタイプですが、効き始めるのが遅いです。


●形態

固形肥料

根っこに当たると肥料焼けするので、植物から離して与えます。

液体肥料(液肥)

薄めのものをこまめに与えます(植物や肥料によりますが1〜2週間に1回)。
アンプル型の液肥は植物のごはんというより栄養ドリンクなので、これだけで育てられるものではありません。


●原料

化成肥料

化学的に作られたもの。
無機質から作られており、そのまま植物に吸収されるので基本的に速効性(緩効性のものもあります)。

有機肥料

動植物等の有機質から作られたもの。
分解されてから効くので、基本的には遅効性。
土から露出してるとカビたり虫が湧いたりすることがあるので、土の中に埋めてください。

油かす、鶏糞、牛糞、バットグアノ(こうもりの糞)なんかがあります(肥料として売られているものを使ってください)。
堆肥は肥料分がまったくないというわけではないと思うんですが、肥料というよりは土をふかふかにしてくれる、土壌改良剤です。

コーヒーのかすや生ゴミが肥料になるという話を聞きますが、そのままあげても腐ったりカビが生えたりするだけです。
コンポスト等で微生物に分解してもらわないと、植物は肥料として使えません。


●使い方

元肥

植物を植える前にあらかじめ土に混ぜておくもの。
「元肥入り」の状態で売ってる土もあります。

追肥

植物を植えてから、追加で与えるもの。



私が使ってるものを例にあげると、
油かすは「遅効性」の「固形」「有機肥料」、
薄めて使う青い液体は「速効性」の「液体」「化成肥料」 です。

元肥入りの土を使うことが多いので、どっちも追肥として使ってます。

油かすはサラサラの粉タイプもありますが、固形タイプのほうが扱いやすくて好き。

元肥を自分でやろうとすると、(特に苦土石灰なんかを混ぜた場合)土に肥料を混ぜてから植え付けまでに1週間くらい待たなきゃいけないらしいので、「今すぐ苗植えたいのに、1週間も待ってたらテンション下がっちゃう!」とかそういう時には元肥入りの土がおすすめ。
元肥としては化成肥料が使われていることもあります。



ちょっと話が細かくなりますが、植物の3大栄養素といえば、窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)。
窒素は葉っぱの成長に効果を持つので葉肥、
リン酸は花や実の成長に効果を持つので実肥、
カリ(カリウム)は根っこの成長に効果を持つので根肥と呼ばれています。

肥料の袋やボトルを見ると、「6:10:5」みたいに数字が3つ書いてありますが、これはN:P:Kのそれぞれの割合を表しています。
3つの相対的な割合ではなく、100g中にそれぞれが何g含まれているかという、絶対的な量です。
あんまり強いと使うのが怖いので、最初は数字が小さめのほうがいいんじゃないかなあと思います。


とりあえず、「初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識」は今回でおしまいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!




【初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識】

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