が、その中にも意外にかわいい花を咲かせるものもあったりします。
うっかり庭に植えると手が付けられなくなったりするので自分で育てようとは思いませんが、咲いているのを見る分には楽しいです。
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)
サーモンピンクの、ポピーを小ぶりにしたような花を咲かせます。ポピーよりも落ち着いていて可愛らしいです。
ネット界隈では「ナガミー」と呼ばれています。
今ちょうどうちの近所に咲いています。
ツルニチニチソウ(蔓日々草)
つる性の植物で、花びらが5枚ある、紫の涼しげな花を咲かせます。これも今うちの近所に咲いています。
斑入りのものもあります。
葉っぱだけでもきれいで、アレンジメントに使ったら良さげな気がします。
昔住んでいたところの近所に、庭が一面この植物で埋まっているお宅があり、花の時期はそれはそれは綺麗だったのですが、今考えると駆除を諦めただけという可能性がなくもない気が。
タカサゴユリ(高砂百合)
テッポウユリによく似た、白い百合です。コンクリートの隙間から生えていたりします。
百合=値段の高い花というイメージがあるので、見かけるとテンションが上がります。取りませんけど。
以上は私が目にしたことのある、かわいい植物の例で、他にももっとあると思います。
こういった植物が「嫌われるけど可愛い」というのは偶然ではなくて、もともと観賞用として外国から持ち込まれたものが、たまたま日本の風土に合ったのかめちゃくちゃ増えてしまい、その結果嫌われる、というプロセスをたどっているようです。
外国から持ち込まれ、日本に根付いた植物は「帰化植物」と呼ばれています。
ナガミヒナゲシを駆除するために茂みに入ったら、その刺激で種がぽろぽろ落ちてしまい、翌年は駆除前より増えちゃったという話を目にして思わずフフッと笑っていまいましたが、笑い事じゃないですね。
最近では「オオキンケイギク」という、黄色のようなオレンジのような菊が問題になっているらしく、環境庁のサイトにものっています。
「侵略的外来種」「特定外来生物」とか調べると出てきます。
でもかわいいんだよなあ。とくにナガミー。
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