2013年4月29日月曜日

葵祭の「葵桂」

ミニトマトの苗を買うつもりだったのに100円均一で種を見つけてしまって、もうゴールデンウィークだというのにミニトマトの種まきをしました、こんにちは。

今日は水やり編を書こうと思ったんですが、日にちが近いので葵祭のことを書こうかなあと思います。

「葵祭」は京都の下鴨神社と上賀茂神社のお祭りで、平安時代の装束での行列が有名です。
源氏物語にも出てきます(葵上と六条御息所の車争いのシーン)。
毎年5月15日に行われています。

このお祭りに深く関わるのが「葵」と「桂」。
葵の葉と桂の枝をからませた「葵桂(きっけい)」という飾りを、お祭りに関わる人全員が身につけるんです。
5月中旬ともなると日中はけっこう暖かいので早々にしおれちゃいますが、よく見ると行列の人の烏帽子なんかにつけてあります。
どっちもハート型の葉っぱでかわいいです。


この葵桂の飾りは、当日神社で分けてもらうこともできます。
桂はいい香りがする、というのは葵祭のときに上賀茂神社で分けてもらって初めて知りました。
カラメルのような、甘い香りがします。

本来は紅葉の時期にこの香りを発するらしいのですが、黄色くなった落ち葉を嗅いでみても香りません。
緑のうちに匂いを嗅いでみても香らず、なんで葵桂の桂からいい香りがしたのかは謎。


また、この葵は葵の御紋のもとになっているフタバアオイで、ウマノスズクサ科の植物。
タチアオイなんかのアオイとは別物です。

このフタバアオイ、葵祭の日に上賀茂神社でなんとポット苗の頒布を受けることができました。
ただ販売しているのではなく、「里親になって、増えたら神社に返してください」というもの。
フタバアオイを増やそうというプロジェクトがあって、その一環だそうです。

遠方から来ていて返しに来れない場合はどうすれば良いか尋ねたところ、「お友達に分けたりして、そちらの土地で増やしていただければ結構です」とのこと。
他の土地で勝手に増やしたりして大丈夫なのか?と思ったら、昔は日本各地にあった植物なのだそう。
私はこういうの大好きなので(概ね興味本位ですけど)喜び勇んで買って帰りましたが、残念ながら枯らしましたorz
ちなみに桂も挿し木で増やせないかと思ってチャレンジしてみましたが無理でした。

下鴨神社と上賀茂神社の間らへんには京都府立植物園があるのですが、ここも植物好きにはなかなか楽しいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿