鶏小屋はまだしも、養蜂箱はちょっと予想外でした。
養蜂って、近隣の人の反応はどうなんでしょうね。
蜂は受粉を手伝ってくれるので園芸家は喜ぶかもしれませんが、ミツバチとはいえ蜂が増えて嫌がる人もいるのでは……。
と思いましたが、そもそもそういう人は田舎暮らしを選ばない可能性が高いですね。
さて、ちょっと間があいてしまいましたが、今日は水やり編を書こうと思います。
水やりの基本は、「土の表面が乾いたら、鉢の底から水がでるまでたっぷりとやる」ことです。
●原産地の気候
上の原則に加えて意識すると便利なのが、植物の原産地の気候。たとえば、バジルは熱帯アジア原産だそうです。
ということは、暖かくて湿度が高いのが好き。
なので水切れには注意が必要。
一方でローズマリーは地中海沿岸が原産地。
ということは夏は乾燥しているのが好き(地中海性気候は夏の乾燥が特徴って地理の時間に習いました)。なので乾燥気味で大丈夫だけど湿気には注意。
という感じ。
●水やりの仕方
葉っぱに水がかかると傷んでしまうものがあるので、根元にあげるとよい、って聞くんですけど、外に出してれば雨が降るんだし、ざっと検索してみて「水かけちゃダメ!!」的なことが書いてなければ、そこまで神経質にならなくても大丈夫じゃないかなーと思います。とは言っても、シャワーみたいに水をあげると実際どれくらいの水が鉢に入ってるのか分からないので、できるだけ根元にあげちゃうんですけどね。
乾燥しすぎて土がカラカラになってるときは、水をあげても土の周りから鉢を素通りしてしまうので、1回目にカラカラの土をふやかして、2回目に植物に水を届ける感じで、少し時間を置いてからあげるようにするといいです。
異様に早く水が抜けてしまう場合は、根詰まりを起こしている可能性があります。
また、水道から水をくんで水やり、という場合は大丈夫だと思うんですが、蛇口につないだホースから水やりをする場合、ホースの中で水が温まってお湯になっていることがあるので、冷たくなるまで待ってからあげてください。
●時間帯
水やりの時間帯は、気温がそれほど高くない時間帯、つまり朝のうちか夕方。土は水より比熱が小さく、温度が上がりやすいです。
特に夏の日中、気温が上がってからあげようとすると、すでに土がかなり熱くなっているので、そこで水を上げるとお風呂状態になってしまいます。
あと鉢植えは乾きやすいので、夏場は夕方にも水やりをしたほうがいいかもしれません。
●長く家を空ける場合の水やり
鉢植えは鉢の中にあるもので全てなので、水が切れるとみるみる枯れます。ですから長く留守にする場合は、何か工夫をしていったほうがいいです。
ホームセンターとかに行くと給水用の何かを売っていると思うのですが、鉢の数がそれほど多くないと、そういうのを買うのもなあ……という感じがするので、家にあるものでor安くできる方法をいくつか。
鉢を置ける場所の中で、できるだけ湿度の高い場所に置く。
あんまり日が当たらないと、光合成できなくなっちゃいますが。底面吸水させる。
ひとまわり以上大きい容器に水を張り、鉢を浸けます。ペットボトルのキャップの代わりに、給水用のキャップをつける。
ホームセンターとか100円均一にあります。ペットボトルのキャップに穴を開けるだけでもいけるらしいです。
給水用キャップにしても穴を開けたキャップにしても、水が出るスピードの調節が難しいので、最後の手段かなあ。
毛細管現象を利用する。
鉢の隣に水を入れた容器を置いて、容器と鉢に掛け橋になるようにタオルを置くと、毛細管現象で水がタオルを伝わって鉢に行きます。いずれにしても、こういう方法だと家を開けられるのは1週間が限度かなと思います。
植物は喋れませんが、生き物を世話するっていう点では動物とかわりませんね。
【初心者の初心者による初心者のための園芸基礎知識】