2013年9月6日金曜日

「ベランダ絵日記帖」

前に日記で書いた「ベランダ絵日記帖」が届きました!

六本木綾さんという少女漫画家の方が描かれた、園芸エッセイコミックです。
絵がとても綺麗なので、それだけでもこの方の本を読むのは楽しいんですけど、それに加えベランダ園芸+ズボラとくるとこれはもう、ものすごくツボ(*´∀`*)b
(私からするとそこまでズボラとは思えないのですが……)


前にマングローブ(ヒルギ)失敗→マンゴー失敗という流れが他人とは思えなかったという日記を書きましたけど、今回この本を読んでいて、最近の我が身を振り返って笑ってしまったのが、ブラックベリーです。

茎は葉っぱの成長を見守り、緑の実が赤くなり、黒くなるのを心待ちにして、やっと収穫できた実を食べたら美味しくなかったというお話。酸っぱいうえに種がじょりじょり。

うすうす気付いてはいましたが、やっぱり生だと美味しくない果実なんですね……。

うちの場合、黒くなった実をすぐ採って食べると香りは強いんですけどめちゃくちゃ酸っぱくて、もう少し、触っただけでぽろっと落ちるくらいまで熟成させると酸味は減るんですけど香りが弱くていまいち美味しくないんです。やっぱり美味しくないのかー。

あ、私のマンゴーはまだ失敗していませんよ!一応!これから冬が来るのが多いに不安ではありますが。


このエッセイが面白いのは、ただいろんな植物を育てるだけではなくて、植物を選ぶきっかけが「綿(コットン)を育てて糸を紡いで服を作ってみたい」とか、「サフランを育てて料理に使ってみたい」といった好奇心に基づいていたり、ミントにアブラムシ忌避効果があると聞いて、じゃあ苺の横に植えてみようとか、実験的な育て方をされていたりするところです。

……それぞれが成功するかは別にしてw
いいんです、その過程が楽しいんですから。

ちなみに私もサフランを育てたことがありますが、それはこの方のブログの影響です。
本当に楽ちんでかわいい花でした。


単行本としては、まえがきから始まってあとがきで終わり、初出の雑誌掲載も2013年2月となっていて、1冊で完結しているような体なのですが、雑誌で読んだ覚えがあるのに単行本に載っていないエピソードがあるようなないような。
もしこれで完結だったら寂しすぎます。2巻も出ますように(-人-)


別に白泉社のまわしものではありませんけど、六本木綾さんは他にも「トラブル・ドッグ」(園芸部員が重要な役割を担う学園探偵もの)「花の宴」(お花屋さんが舞台)といった作品に植物を登場させていて、本当に植物が好きなんだなあというのが窺えるので、植物好きの方におすすめです!

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